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オッペンハイマー

原爆の開発者はエネルギッシュな活動家でもあった

  • 中野不二男

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2007年10月2日(火)

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オッペンハイマー上

オッペンハイマー[上]
カイ・バード 、マーティン・シャーウィン著、
河邉俊彦訳 PHP研究所 2000円(税抜き)

 ロバート・オッペンハイマーがいかなる人物であったか、知らない人はいないだろう。しかし「原爆の父」であったこと以外に、どんな“人間”だったのかを知っている人は、ほとんどいないのではないだろうか。

 親しい人からオッピーと呼ばれていた彼は、時折「ニム ニム ニム…」という意味のない単語のハミングを口ずさんでいた。世界がまだ平和だった時、カリフォルニア大学バークレー校の研究室に集まってきた学生たちは、この若い天才教授のカリスマ性にひかれ、ニムニムや話し方までも真似ていたという。

 私たちは、“オッペンハイマー”という珍しい名前を耳にすると、ほとんど自動的に原爆の開発を連想してきた。少なくとも私はそうだった。しかしある時、彼の人間的な面に強い興味を持ち始めた。日本人初のノーベル賞受賞者・故湯川秀樹博士の自宅を訪問し、夫人の湯川スミさんにお会いした時のことだ。

 湯川秀樹は、戦後間もない1948年に、物理学の梁山泊とも言える米国のプリンストン高等研究所に赴任している。招聘したオッペンハイマー所長は、夫妻を非常に暖かく迎えてくれたという。

 「ほんとうに、優しい方でした」。スミさんから聞いたそのひと言で、私は“オッピー”という人間を知りたくなったのだった。

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