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仕事ではできても、妻にはできないことがある

  • 山崎 雅保

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2007年10月16日(火)

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 前回の【未熟な夫度自己チェック】に対して頂戴したコメントの中にこんなご意見がありました。

 「よく読んでみると、人間として普通の気配りができているかどうか、をお尋ねになっているのです。ビジネスの場でなら心がけていらっしゃることなのでは?(後略)」。

 そう、いいたかったのはそこです。つまるところ、人間として求められる配慮、または他者への尊重を、夫婦間においても大事にできておいでか否か自己チェックしてごらんなさいまし、ってのがチェック表の目的でした。

 たくさんの家族模様を見聞きしてきたボクは痛感してます。外世界・仕事世界でならそれなりに相手に対する配慮や尊重ができるなのに、妻に対して、又はわが子に対してだと、つい配慮や尊重をナイガシロにしちまう夫のなんと多いことか。

 それでよい、それで当たり前だ、と考えちまう「未熟な心」ばかりが蔓延しちまってはないかい、昨今のニッポンは、と言っているんです。

 冒頭のコメント氏は「仕事も家庭も修行の場」とも記していました。

 けれど家庭は、仕事よりもっと深い修行の場だ、とボクは考えます。わけても20年余りにわたってアレコレやらかす子どもの成長とつき合う日々は、人間としての根幹を幾重にも問われる厳しい修行だといえます。

 妻たちの多くは「子育て修行」から逃げられません。他方で夫たちは「仕事」をいい訳に「子育て修行」に背を向けがちです。妻たちは、夜遊びといったたぐいの夫のオイタは忘れたつもりになってくれるとしても、「子育て修行」に背を向けた夫の不実は忘れません。

 すでに3年以上も引きこもり、荒れている19歳の男の子の母・Hさんは、タメ息をつきながらこう嘆きました。

 「物を壊したり壁を殴ったり、やり切れない苦しさに夜通し翻弄される息子。私は、どんなに眠くたってそんな彼と一晩中つき合うしかありません。夫はそんな私たちをうるさがり、ただ文句を吐いて眠るだけ。あげくは息子と私を責める捨てゼリフを投げつけて会社に行ってしまいます」

 引きこもりは、ほぼ必ず、大荒れやウツ状態の時期を経過します。そんなとき、親は子どもの心にていねいに寄り添い、誠実に向き合わねばなりません。そうしなければ、引きこもりは深刻なニートへと進行するかもしれません。そのような成り行きは知らぬとしても、わが子が立ち直ることを祈る母であれば荒れたりウツ状態にある子どもと「向かい合うしかない」と直感します。

コメント7件コメント/レビュー

なんとも大変そうな項目ばかりではありますが、人間は積分よりも微分が得意な生き物なので、最初からハイレベルの人よりも、低レベルながらも日々向上している人のほうがあるいは感動を与えるのかもしれませんね。点数の低い方も頑張ってみては。(2007/10/21)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

なんとも大変そうな項目ばかりではありますが、人間は積分よりも微分が得意な生き物なので、最初からハイレベルの人よりも、低レベルながらも日々向上している人のほうがあるいは感動を与えるのかもしれませんね。点数の低い方も頑張ってみては。(2007/10/21)

これって逆も言えるのでは?夫が家に居なくても金さえ入れてくれれば良いとか、悪口叩いていますよね。また、外で愚妻がなども卑下ではなくて家庭より外の相手を立てる。かな?社会に出て働いて見ると育児も仕事も大変であり同じくらいに大変という事を理解できると思います。その結果が業績か子に出るかです。女性が欲張っているのであり、妊娠だって出産だって社会で成功したい。男のようになりたいって。動物のものさしで見ると子育て後をどうするかって事を考慮していないのが男女ともであり悲しい。育児をしていて母になってしまった女性は「女」では無い。しかし子育てが終了した後も「女」にはならない。母は強しでは無く「子」を守る為に捨てた「女」を取り戻すだけの力と環境が無いだけ。ならざる得ないのが本能であるなら元には戻れないのも仕方が無い。子どもを産まない女性の僻みにも思えてくる。(2007/10/18)

自分への戒めとして読ませていただきました。普段気をつけているつもりではありますが、それでも疲れたり気持ちが緩んだりすると子供に対して過度に厳しい態度をとったりしてしまいます。しかし、私が最近思うのは子育てと経営とは相通じるものがあるということです。組織のリーダーが部下に対するとき、親が子供に対するとき、気をつけるべきことはあまり違わないのではないでしょうか?仕事ができて部下から信頼されるリーダーは親としても立派なのだろうと思われます。(2007/10/17)

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