• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

手帳は自分を助けてくれる

糸井重里さん手帳を語る

  • 日経ビジネス アソシエ

バックナンバー

2007年10月26日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

糸井 重里氏

「わたくしの自分とおおやけの自分が、手帳の中に入っている」
Shigesato Itoi
1948年生まれ。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」(西武セゾングループ広告)などのコピーで有名に。その後、作詞家、ゲーム作家、脚本家、エッセイストなどとして活躍。98年、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。

「わたくし」の自分と「おおやけ」の自分が手帳の中で交流する。

「わたくし」の自分と「おおやけ」の自分が手帳の中で交流する。

イチローさんとの対談を前にいろいろと考えたこと。

イチローさんとの対談を前にいろいろと考えたこと。

 僕にとって手帳は、誰も助けてくれない時に自分を助けてくれる存在です。そういう時ってどんな人にでもあると思うんです。特に僕は部下を持つようになってから、答えの出ない問題を考えて、ものすごく悩むということが増えました。

 例えば、「うちの会社はこの先、どうなっていくべきなんだろう」なんて僕以外の人に聞いたってしょうがないでしょう。そこには確たる答えなんてないんです。「あっ、分かりかけた」と思いついたことがあれば手帳に書きます。このメモが、後々、自分が一人で考え込んでしまった時に、すごく助けになるんです。もうどうしたらいいか分からなくなって前の方のページを見返すと、前にも同じようなことで悩んだ時があって、今より一歩先まで考えを進められていたことに気づいたりします。

 自分のことになると答えを出せないのに、他人のことだと分かるという問題もたくさんあります。「A社のこの商品のここがダメじゃん。だから僕は買わないんだよ」って思ったことも手帳に書いておく。すると、その言葉が後で自分の企画に跳ね返ってきたりします(笑)。

 僕の手帳には、「わたくし」の自分と「おおやけ」の自分が、交流している状態で入っています。どっちの自分もお互いに助け合えばいいと思っていて、この考え方が、トータルの自分をフルに生かすためにすごく役に立ちます。

 今年の初め、大勢の前でイチローさんと対談する機会がありました。僕が用意していったネタに「どんな方法を使ってもいいから飛んでいる雀を捕まえてくれと言われたら、どうしますか」という質問がありました。これは犬の散歩中、公園のベンチに座って、僕の犬が鳥と戯れるのを見ていて思いついたものです。対談はこの話でかなり盛り上がり、僕の中のわたくしの自分も、対談を面白くしたかったおおやけの自分も大満足でした。

 これからはどんな人でも、このわたくしの自分とおおやけの自分の両方を大事にしていかないといけない。そういう時代が来ていると思うんです。

コメント2

「あなたを助ける手帳術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック