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あなたの「願望」が家を骨抜きにする

「危ないリフォーム」を行わないための心得

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2007年11月1日(木)

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「外観をきれいにしたい」「広々とした空間を手に入れたい」…。そんなあなたの素朴な願望が、リフォームでは危険を招いてしまうことがあるのです。

 写真(右下)は、前回の「リフォームしたばかりの家が倒れた」の冒頭で紹介した全壊建物の足元部分を見たものだ。この建物、外回りはリフォームによって美しく一新されていたが、基礎や土台、柱は古いままの状態だった。リフォームを行う際に見えない部分もしっかり直しておけば、倒壊の惨事はなかったはずだ。

全壊建物の足元部分

 リフォームを行う主なきっかけとしては、家族構成やライフステージの変化、あるいは設備機器の老朽化などが挙げられるだろう。一新される生活を想像しながら、部屋の間取りやインテリア、各種設備などについてあれこれ考えるのは、楽しい悩みと言える。

 ただ、ここで注意の必要なことがある。

 快適な空間を得るには、地震でも壊れない安全な家であることが大前提だ。ところが実は、ユーザー自身の要望が、地震に対して弱い家を生み出してしまうケースが少なからずあるのだ。

家の構造を骨抜きにしてしまう危険

 例えば、壁をなくしてリビングルームの面積を広げたい、天井を取り払って吹き抜けを設けたいと考えている人もいるだろう。

 しかし、壁や天井(厳密には上階の床面)は、大きな地震の揺れに対抗する重要な役割を果たしている。そんなことを考慮せずに壁を抜き、吹き抜けを設けてしまうと、家の構造を骨抜きにしてしまうことになりかねない。柱や壁を間引ける場合もあるが、その際には慎重な判断が欠かせないし、どこかを補強する必要も出てくる。

願望 壁や天井をなくして広々とした空間にしたい

願望 壁や天井をなくして広々とした空間にしたい

(イラスト:シギハラ・サトシ)

注意 取ることのできない壁や天井がある

 同様に、見た目を一新したいという思いから、外壁やインテリア、設備機器など見える部分のリフォームだけを考えがちではないだろうか。

 外観は美しくなっても、腐っている内部の木材や、柱や筋交いが足りない弱い骨組みをそのまま放置していたらどうなるだろう。冒頭で紹介した事例は、外観を新築同様にリフォームしたにもかかわらず、基礎や柱は老朽化したままだったことが被害を招いた。安心できる家にするには、外からは見えない骨組み部分の改修こそ重要なのだ。

願望 とにかく見た目をきれいにしたい

願望 とにかく見た目をきれいにしたい

(イラスト:シギハラ・サトシ)

注意 骨組みからリフォームしないと“砂上の楼閣”に

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