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第8回 楷書無しの書展

大きな作品や読めない作品、そして驚くほど大きな会場

  • 奥本 大三郎

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2007年11月7日(水)

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左:天成硯 端渓石 清代 縦15.3×横11.8×厚さ1.9センチ 右:長方硯 端渓石 清代 縦15.8×横10.8×厚さ2.4センチ

左:天成硯 端渓石 清代 縦15.3×横11.8×厚さ1.9センチ
右:長方硯 端渓石 清代 縦15.8×横10.8×厚さ2.4センチ

 ある新聞社から書道展の案内状が届いた。中に入場券まで入っている。

 「私なんかに、何故」

 と思いながら手紙を読んでみると、今回、上野の美術館で開かれる書道展に、貴殿の文章を作品にした人が入選した云々とある。

 嫌な言い方をすれば、著作権等についてうるさい昨今であるから、自分達の主宰する書道展に、無断で私の文章を書いた人がいたことに関して、さりげなく許可を求めているようでもあり、……だから観に来るんだったら来れば、と誘っているようでもあるような、微妙な案内状と読めないこともない。

 ――自分の文章を、活字にしたのはいつも見慣れているけれど、他人が、その人の字で書いたのを見たら、どんな気持ちがするだろう、と私は興味を持った。

 自分の顔を知らぬ間に写真に撮られて、人前に曝(さら)されたり、利用されたりするのとはまた違う。

 偉い詩人、作家なぞはしょっちゅうその文章を書作品にされるわけだが、私にそんなことはめったに起こらない。これはぜひ観に行かねば、と思った。

 期間中の日曜、上野の美術館まで行ってみた。おっ、と驚く広い会場である。書いた人の名前を頼りに順々に見て行く。

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