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任天堂とマイクロソフトの2強時代

~ゲーム史上初の「共生関係」のはじまり~

2007年11月16日(金)

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 据え置きゲーム機市場は「2強1弱」となりました。

 2強の一角はWiiです。これまでゲームに興味のなかった層を引きつけたことにより、一気にトップにのぼりつめました。発売から1年で、全世界で1300万台を超える普及に成功。いまや盤石な体勢を整えたといっていい。

 2強のもう一角は、北米市場で強さをみせるXbox 360です。爆発的に普及しているWiiに抜かれるかと思いきや、2007年秋に息を吹き返しました。1年先に発売されたアドバンテージを活かし、「HALO3」などのビッグタイトルを連発。マシン本体の売り上げも伸ばしてきました。ヘビーユーザーに愛されるマシンとして、そのポジションを確保した格好です。

 両マシンの勢いは、まだ止まりそうにありません。2008年以降は、任天堂とマイクロソフトの2強時代となるでしょう。プレイステーション3(PS3)は、この2強の戦いに加われず、厳しい立場に追い込まれています。

“Winner takes all”がゲームビジネスの常識だったが

 2つのマシンが「2強体制」になるのは、ゲームの歴史上、きわめてめずらしいことです。

 これまで、2つのマシンが肩を並べて共存した例はありません。ゲームビジネスは「一強皆弱」の市場だからです。他のライバル機を叩き潰し、生き残ったところが唯一の勝者になる市場だったのですね。

 しかしWiiとXbox 360は、そんな常識を覆しつつある。両マシンとも1000万台以上を普及させているのに、ともに販売の勢いが大きく失速しません。ユーザーの目から見ても、「競い合っている」ようには見えても、「相手を叩き潰しそう」な気配が感じられないのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

 これは、ゲーム市場が巨大化したことと無縁ではありません。キッズ層からシニア層まで、老若男女を問わず楽しめるエンタテインメントになったため、発売から1~2年のマシンでは、すべてのユーザーを満足させることができなくなっているのです。

 このため、WiiとXbox 360の間には、テレビゲーム史上初の「共生関係」が作られているのだと分析していいでしょう。

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「任天堂とマイクロソフトの2強時代」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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