WiiとNTT東日本・西日本が協業し、Wiiのインターネットに接続させることを促進するサービスが発表された。左から、東日本電信電話代表副社長・古賀哲夫氏、任天堂専務営業本部長・波多野信治氏、西日本電信電話副社長・井上裕生氏
11月28日。任天堂とNTT東日本、NTT日本が共同発表会を開催。3社の協業による、Wiiと光ブロードバンド「フレッツ光」の接続推進を目指すサービスを正式に発表しました。
11月29日からユーザーのコンサルティングおよび設定サポートをするための「Wii×フレッツ接続サポートセンター」を開設。さらには回線工事から無線ルータなどの機器の販売・設定までをフルサポートし、何もない状態からWiiをオンライン接続可能にする「簡単!便利 Wii接続おまかせパック」というサービスも同時にスタートしました。希望するユーザーには、自宅訪問したスタッフが機器を設定するサービスも行われます(自分で設定する場合は、かわりに1000Wiiポイントがもらえます)。
現時点での、日本におけるWiiの世帯別ブロードバンド接続率は、およそ40%。これを上昇させるため、任天堂はNTT東日本・西日本とチームを組みました。据え置きゲーム機のオンライン化が、より促進されることになるでしょう。
なぜオンライン化を目指すのか?
こういった、ゲーム機のオンライン接続を促進するプロジェクトは、デジタルエンタテインメントの未来を、ゆっくりと変えていくでしょう。
当たるも八卦、当たらぬも八卦、の精神で大胆予想をしておきますと、ゲーム機のオンライン化が促進されることがもたらす、もっとも重要なポイントは、テレビゲーム機が「テレビ放送そのもの」との対決がスタートさせる! ということです。
「テレビを見るのをやめて、ゲームでもするか」
多くの家庭で、テレビとゲームは、そんな力関係になっています。つまり、やはり圧倒的にテレビ放送が上位にいるのです。なにしろ多くの方は、自宅に帰ったとき、無意識のうちにテレビの電源を入れている。「よし、あの番組を見よう!」と決意していなくとも、ふと電源を入れ、「何か面白いものやってるかな?」と番組を選択している。テレビ放送というのは、そこまで普遍化した娯楽になっているのですね。
それならば、世界中のゲーム機(の大半)をオンライン接続させることで、この力関係を逆転させてしまおう! 究極的には、デジタルエンタテインメント業界は、そんな目標に向かって進んでいるのだと考えてください。
最強の敵「テレビ放送」との戦いが始まる
デジタルエンタテインメント業界が目指しているのは、ユーザーが帰宅すると、ふとゲーム機の電源を入れてしまう――といった未来です。
「ゲームをやろう!」と決意していなくとも、つい電源を入れる。面白そうなコンテンツを探しはじめる。気軽なオンラインコンテンツを眺める人もいれば、どっぷりとゲームを遊ぶ人もいるでしょう。そして、もしかすると「さて。ゲームするのやめて、テレビでも見るか」といったセリフを、ごく自然に使うようになるかもしれません。
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