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「釘1本」の落とし穴

細かなところに構造の盲点がある

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2007年12月6日(木)

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「地震に強い家とは~被災地の教訓から学ぶ」の第4回から第6回は、これまで古い木造住宅の耐震診断を300軒以上手がけてきた構造リフォームの専門家である匠(なる)建築の保坂貴司さんに「地震に強い家」のポイントを聞く。阪神・淡路大震災(1995年)、鳥取県西部地震(2000年)、新潟県中越地震(2004年)、新潟県中越沖地震(2007年)など、地震の被災地も数多く見てきた保坂さんに、構造リフォームのポイントについて話してもらった。

(聞き手はライターの守山久子氏)
古い木造住宅の耐震診断を300軒以上手がけてきた構造リフォームの専門家、保坂貴司さん

古い木造住宅の耐震診断を300軒以上手がけてきた構造リフォームの専門家、保坂貴司さん

―― 保坂さんはこれまで、耐震診断や被災地訪問でたくさんの木造住宅を見てきました。最近特に気になっている点はありますか。

保坂 一見、強い建物をつくっているようで、きちんと施工されていないために強度を発揮していない事例が多いことが気になります。例えば、構造用合板を留める釘の打ち込み方が間違っている家をよく見かけます。

 2007年7月の新潟県中越沖地震では、ある半壊した住宅を調査しました。実はこの住宅は3年前の新潟県中越地震の後、補強工事を行っていました。それなのに、なぜ再び被害に遭ってしまったのか。原因はいろいろ考えられますが、その1つに構造用合板の取り付け方があります。

 構造用合板は、木造住宅の壁を強くするために効果的な部材です。新築でも構造リフォームをする場合でも、柱の間に構造用合板を打ち付けることで地震に強い壁を実現できます。ところが、構造用合板を留める釘を正しく打ち込まないと、きちんとした効果を生みません。とても些細なことですが、「1本の釘」が家の強度に大きな影響を与えるのです。

耐震補強をしていたのに再び倒壊してしまった家耐震補強をしていたのに再び倒壊してしまった家

耐震補強をしていたのに再び倒壊してしまった家 (撮影:保坂貴司)

―― 正しい釘の施工法とは?

保坂 「釘を打つ間隔」「釘の種類」「釘の打ち方」の3つのポイントがあります。ポイントの1つめは、釘を打つ間隔。本来なら構造用合板には15センチ間隔で釘を打つ必要があります。ところが被害を受けた住宅では、もっとまばらな間隔で釘を打っていました。特に構造用合板の継ぎ手部分の裏側に受け材がなければ、釘を打つこともできません。

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