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予算がない場合は何ができる?

構造を強くするには、紙の箱を強くするのと同じ方法で

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2007年12月20日(木)

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 前々回前回に続き、これまで古い木造住宅の耐震診断を300軒以上手がけてきた構造リフォームの専門家である匠(なる)建築の保坂貴司さんに「地震に強い家」のポイントを聞く。最終回となる今回は、構造リフォームのチェックポイントのほか、予算が限られている場合の優先順位など、数多くの被害実例を見てきた目からの勘所を分かりやすく語ってもらった。

(聞き手はライターの守山久子氏)

―― リフォームにもいろいろな工事がありますが、保坂さんは構造を中心とするリフォームに力を注いでいらっしゃいますね。

保坂 一般に木造住宅のリフォームの対象は、内外装、設備、構造の3種類に分けられます。このうち内外装や設備のリフォームは皆さんよくご存じでしょう。一方、構造リフォームは目に見えにくいけれども、地震に強くて長持ちする住宅にするためにはとても重要な工事です。

 構造リフォームには、劣化対策と構造体の補強という2つの内容があります。前回の連載でも触れていますが、改めておさらいしましょう。

壁の補強の例

壁の補強の例 (写真:守山久子、以下同)

 劣化対策は、構造リフォームの基本となる工事です。腐っている木材を放置していたら、いくらほかの部分をリフォームしても足元は脆弱なままです。これではせっかくリフォームしても意味がありません。木材は取り替えられますから、劣化した部材を新しいものにする必要があります。

 構造体の補強の主なメニューは壁、床、接合部となります。

 壁は、水平方向に働く地震力に対抗するために最も重要とされる部位です。耐震診断でも、建物の壁の強さと量を中心に耐震性を判断し、その結果弱いと判断された場合には壁の補強をしていくことになります。

 床面については、紙の箱を思い起こしていただくと重要性が理解できるのではないでしょうか。4枚の紙を垂直に立てた状態では横から押すとグラグラしますが、そこにフタをするとかなり強くなりますよね。同じように建物の場合も、壁だけでなく強い床面を備えていることが大切です。

床面の補強の例

床面の補強の例

1階と2階の接合部の補強の例

1階と2階の接合部の補強の例


―― 一般的な住宅の床面は強くないのですか。

保坂 20年から30年前までの住宅では床の剛性が低い仕様である場合が多いですね。ですから構造リフォームでは、床に構造用合板を張るなどして剛性を高める作業も必要になります。

 最後に挙げた接合部は、木造建物の弱点と言えます。木造建物の倒壊は接合部の破壊から生じるケースが大半です。そのため、接合部を金物でしっかり留めていきます。

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