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不思議な国「アメリカ」そして「日本」

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2007年12月27日(木)

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 久しぶりのアメリカ出張から帰国したばかりです。仕事の行き先はハワイでした。久々のアメリカ訪問だったせいか、改めて不思議な国だなぁと思いながら帰ってきました。

 入国していきなり笑ったのは、そこでの乞食の奇想天外な発想です。彼は目抜き通りに陣取って、観光客に向かって毎日手書きのサインを出しています。「No lie, Need beer.」(うそをつかないからビールがいる)。あまりの率直さに引かれて、寄付する観光客は少なくなかったようです。

 滞在中、自分の好みに合うレストランがなくて、ホテルから中華料理店を推薦してもらいました。「Ciao Mien」という店です。席に着くと、ウェイターがメニュー内容の説明を始めました。

 「うちはcollision cuisineです」。衝突料理!? フュージョンだったらなんとなく分かりますが衝突というのはいったい? ウェイターに聞きました。「衝突というと同じ皿の料理の中にイタリア料理と中華料理の要素が混ざっているということ? それともメニューにイタリアと中華両方の料理が載ってるの?」。

 後者だと言われて中華を選びましたが、驚くほど不味いものでした。にもかかわらず、発想はすごいと思いました。

 その夜ホテルの近くにあるパブで一杯飲もうと出かけました。バーで並んで飲み物を頼むのを待っているときに、急に小さな女の子から声をかけられました。くるんくるんとした金髪の巻き毛で本当に可愛らしい女の子でした。昔「ペーパームーン」という映画に出ていたテータム・オニールを思い出させるような感じでした。

 「いくつ?」と聞いたら「七歳です」。隣の母親はガンガン酒を飲んでいて、もう半分出来上がっている様子でした。女の子は注目されたくて仕方がない様子でしたから、僕は30分ぐらい彼女を笑わせるためにいろんな面白い話をしました。

 「お父さんは?」と聞いたら「5カ月ぐらい前に会ったけど、3分だけ」と言います。「実は私たちはこのビルの上の階に住んでいる。家に来て、家に来て」としつこく誘います。本当に可哀想で胸が痛くなりました。世の中には、代替お父さんを探している子供がどんなにいることでしょう。

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