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【第4回】自分の資産リストを作り、人間関係を見直す

アジアの若い女性に奨学金を残したい

  • 福沢 恵子

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2008年1月18日(金)

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   前回は実際に私が書いた遺言状をご紹介しましたが、ご覧になってどのような感想をお持ちになりましたか? おそらくは「こんな簡単なものでいいの?」「ふうん、最後は寄付しちゃうんだ」などと思われた方が多いのではないかと思います。

 私の場合、子どもがいないこともあり、私(そして夫)の死後は残った資産の行き場がなくなってしまう可能性もあります。そこで、あらかじめその使途も決めておく必要があると考えたという次第です。

 私は自分の遺産の使い道としては「アジアの若い女性を対象とした奨学金」を望んでいます。このように考えた背景には、私自身が高校時代に民間の奨学金によって米国留学を実現することができたという個人的体験がありました。

 10代だった私に様々な機会を与えてくれたのは、直接的には顔も名前も知らない一般の人々でした。40歳を目前とした時、自分がこれまでどんな経験をしてきたのかをふり返ってみて、高校時代の経験の大きさを再確認した私は、今度は自分が誰かを支える立場になりたいと思ったのです。

 奨学金の対象をアジアとしたのは、日本円が国内より国外でより価値を持つだろうと思ったからです。そもそも莫大な原資があるわけではないので、国内での奨学金とした場合、金額的にも不十分なものとなる可能性が高く、それを考えると国外での奨学金が現実的な選択になるだろうと考えました。

 もちろん、残った原資の額によっては独自の奨学金を設立することが難しいこともあるでしょうから、その場合は既存の奨学団体に寄付するという選択もあり得ます。いずれにしても、自分の資産の最後の処分の方法を決めたことで、精神的にはとてもスッキリした気分になれました。

 このように「遺言状を書く」という作業の前には、「自分のこれまでのふり返り」と「身辺の見直し」が不可欠です。このプロセスを飛ばして一足飛びに遺言状を書こうとしても、おそらく多くの人は「何から書いたらいいのか分からない」という状態になるのではないかと思います。

 一般的に遺言状を書く前の下準備としては、以下のような項目について考えてみるとよいでしょう。

(1)これまでの自分の歴史(自分史年表)と将来の年表(未来年表)
(2)自分が大切にしたいと思う人、こと、もの 
(3)今の自分の資産リスト(可能であれば将来的な資産リストも)
(4)自分の遺産はどのように相続してほしいか(法定相続以外の相続を希望する場合)
(5)もし、遺産を何か社会的な事業に使ってほしい場合はどのような内容を希望するか(寄付するのであればどこに?新たに基金を作る事業ならどのような内容?)

 ここで留意すべきは、「自分の資産リストを作成すること」と「自分を取り巻く人間関係を見直してみること」に十分な時間を取ることです。

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