1月19日の次世代ワールドホビーフェア'08 Winterの任天堂ブース。キッズ向けのイベントにもかかわらず、年齢を問わないユーザーが試遊台に集結していた
1月31日発売のWii用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズX」には、ぜひ注目しておいてください。
1999年発売のシリーズ1作目以来、全世界で幅広い人気を誇る対戦アクションゲームです。マリオやゼルダ姫を初めとして、任天堂ゲームの歴代人気キャラクターが勢ぞろいする様は、豪華な幕の内弁当のよう。3作目となる今回は、任天堂のキャラのみならず、コナミの「メタルギアソリッド」シリーズの主人公・スネーク、セガの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズの主人公・ソニックも参戦するなど、全ゲームファン、といってもいいくらい広い層の期待を集めています。
人気ぶりは、イベント会場をのぞいてみれば一目瞭然。1月13日〜2月3日に日本全国の4会場で開催されている次世代ワールドホビーフェア'08 Winterでも、試遊台には多くの人が集まりました。1月19・20日の東京大会では、午前の早い段階から2時間待ちの行列が作られたほどです。小さな子供はもちろん、ゲームマニアとおぼしき若者もいれば、親子で体験プレイをしている家族もいました。きわめて幅広いユーザー層を誇っている人気ゲームなのです。
とはいえ、大作だから注目すべきだ! といっているのではありません。このソフトには、ゲームビジネスの未来を考える上で、きわめて興味深い「楽しみ方」が用意されています。そこに、強く注目すべきポイントがあるのです。
テレビゲーム最大の欠点とは?
いきなり話は変わりますが、テレビゲームの最大の欠点とは、何でしょう?
魅力のほうならば、多くの人がさっと答えられそうです。単純に「プレイすると楽しい」こと。ただ眺めるだけでなく、プレイヤーの操作が可能。それこそが書籍や映画とは違う、テレビゲームならではの特徴であり、魅力だといっていいでしょう。
そして、実は、それこそがテレビゲームの最大の欠点でもあります。「プレイしないと楽しめない」ことこそが、テレビゲームの最大の欠点なのですね。
テレビゲームは、プレイするのに疲れてしまうと、それ以上楽しむことができません。技術が足りずに先に進めなくなっても楽しめなくなる。指や腕が痛くなったらもう楽しめない。ゲームが上手い人ほど気づきにくいのですが、「プレイしないと楽しめない」というのは、テレビゲームが持つ根源的な欠点なのです。
その欠点は、回避する方策がないじゃないか。業界では皆がそう考えていたわけです。しかし、策はありました…そんな視点を持つと、最近「Wii Sports」や「Wii Fit」がヒットしている理由が、見えてきますよね。
だって、これらのソフトって、家族の誰かがプレイするのを眺めたり、そのときに会話を弾ませることも「楽しい」じゃないですか! プレイしていないときも楽しく感じられるよう、最初からゲームが設計されているのです。家族で遊んでいる方ならば、実感としてご理解いただけると思います。
プレイしなくても楽しい。プレイしていないときも楽しい。こうしてゲームの根源的な欠点を克服しているからこそ、これらはヒットしているのだ、と考えることが可能なのです。
オンラインを活用した「大観戦」モード
「大乱闘スマッシュブラザーズX」にも、「ゲームをプレイしなくても楽しめる」ための解決法が用意されています。
それが「大観戦」というモード。
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