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ヒラリー、ライス、百合子と聖子のオンナ術

成功するオンナ、11の法則

  • 竹中 正治

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2008年2月20日(水)

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 働く女性をめぐる時代のキーワードは、「キャリアウーマン」から酒井順子の「負け犬」を経て、安野モヨコの漫画「働きマン」へと移り、かつて男性が独占していた日本人の仕事のエートスはその軸を女性へとシフトさせているようだ、などと感じ始めていた矢先、とうとうこんな本が出てきた。

「オトコ・タイプ」対「オンナ・タイプ」

キャリアウーマン・ルールズ表紙

キャリアウーマン・ルールズ 仕事にフェロモン戦略は有効か?
横江公美 著、KKベストセラーズ 1500円(税抜き)

 著者の横江は「Part1、オトコ社会で生き残る」でキャリア女性を「オンナ・タイプ」と「オトコ・タイプ」に2分類する。

 オトコ・タイプの典型は、米国大統領候補の予備選を戦っているヒラリー・クリントンである。彼女に代表されるオトコ・タイプは仕事の実績で認められることが第一優先であり、そのためなら「頑張り過ぎる」傾向があり、服装はスカートよりパンツを好む。仕事能力へのプライドが高いので、女であることを利用した「女戦略」を利用することは「恥ずべきこと」として封印される。

 なるほどね。そうすると、ヒラリーがオバマとの熾烈な党内予備選挙で見せた「なみだポロリ戦略」は、オトコ・タイプの彼女がプライドをかなぐり捨て、禁じ手を使うところまで追い詰められた結果と理解できる。

 一方、オンナ・タイプの代表はブッシュ政権で国務長官になったコンドリーザ・ライスだと言う。「ええっ? ライスのどこに女のセクシーを感じるのか?」と思うのは、筆者を含めて読みが浅いためだ。横江に言わせるとライスは「ワークアウトでボディーラインを保つ。女性らしいデザインのひざ上スカートのスーツに、ラルフ・ローレンのコート、フェラガモの靴、そして口紅はイブ・サンローラン」とお洒落に余念がない。ボス(ブッシュ大統領)には絶対の忠誠を尽くし、反対意見は唱えない。

 「オンナ・タイプは、どんな時でも権力者である男性の嗜好を忘れない」。要するにいまだオトコ社会であることを十分に認識し、それを受け入れたうえで、「権力者に好かれることが出世への早道であることを理解している」マキャベリストであると言う。

 オンナ・タイプのもう1つの特徴は「オンナの魅力:フェロモンを活用する」ことにある。ただし、ここで言うフェロモンとは「セックス・アピール」ではない。単純な「セックス・アピール戦略」は中傷や同性(女性)からの反感を買って失敗するリスクが高い。「セックスの匂いのしないフェロモン」をうまく操れるかどうか、それがオンナ・タイプが仕事社会で生き残れるかどうかのカギだと言う。

「ハリネズミ・オンナ」を乗り越えて

 2大分類、オトコ・タイプとオンナ・タイプから幾つかのバリエーションが生じる。両方のカテゴリーのどちらにもまだ分化していない発展途上の「バリキャリ派」は、バリキャリ・ファッションで決めている20代、30代前半の若い女性である。

 「自分だけ苦労している」「報われていない」「自分が苦労しているのだから他人も苦労すべき」という考えに陥ってしまうのは「ハリネズミ・オンナ」で、キャリア女性が初めて責任あるポストに就くと責任感のプレッシャーと不安でハリネズミ化する危険がある。もっとも、能力の高い女性、良い上司の指導に恵まれた女性は、針からの脱皮に成功する。

 一方、お局化するハリネズミは周囲の同僚にとっても危険な存在になる。また、結婚退職という道を選び「女の幸せ光線で自分の針を溶かす」人もいる。

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