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“弱気の虫”を追い払え ― アーニー・エルス

Maybe it was going to turn out good for me. (きっと、いいことがあるはずだ)

  • 舩越 園子

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2008年3月6日(木)

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アーニー・エルス

Maybe it was going to turn out good for me. ― アーニー・エルス

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(写真:田辺 安啓)

 「強いエルス」の印象が最も強烈だったのは、4人によるプレーオフを制して優勝した02年の全英オープンだ。その年、タイガー・ウッズはマスターズと全米オープンを続けざまに制覇し、年間グランドスラム達成に燃えていた。勢いづいていたタイガーの快走を阻止し、全英タイトルを掌中に収めたエルスは、優勝会見で不思議な話をした。

 「バックスイング中、肩の上に小人が現れるんだ。そして小人が嫌なことを囁くと、そのたびに私はミスする。プレーオフの最後のホールでも小人が現れて苦しかった。だけど、それでも優勝できたことを私は誇りに思う」

 エルスの小人の話はゴルフ界の語り草になった。プレー中、とりわけプレッシャーのかかる状況下で必ず頭に浮かぶネガティブ思考。エルスにはそれが「小人」の姿と化し、その小人を「あっちへ行け」と消し去ることでメンタル面のコントロールができ、好プレーができる。小人の話は、そういう意味だった。

 あのころまで、エルスは本当に強かった。1994年と97年の全米オープン優勝に続き、全英オープンでメジャー3勝目を挙げた彼は米ツアーでほぼ毎年、勝利を重ね、タイガーの最大のライバルと評されていた。

 悲劇が起こったのは2005年の夏の終わり。バケーション中にセーリングで膝を負傷。手術が必要となり、残りのシーズンを棒に振った。以後、欧州ツアーでは勝てても、世界一の米ツアーでは0勝。ランキングもみるみる下降した。

 成績が落ちれば、叩かれるのがスターの宿命だ。「欧州ツアーをメインに出る」という一言を口にすれば、「所詮、米ツアーは外人感覚で出ていただけなんだろう」と勘ぐられる。コースデザインやワイン醸造のサイドビジネスに精を出せば、「そろそろグレッグ・ノーマンみたいにビジネスマンへ転身か?」なんて陰口も……。

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