• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「危険と報酬」--R.T.ジョーンズ・ジュニア

R.T.ジョーンズ親子と井上誠一の戦略比較研究【Part.3】

2008年3月31日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(c)R・T・ジョーンズIIクラブ・ジャパン

(c)R・T・ジョーンズIIクラブ・ジャパン

 R.T.ジョーンズ・ジュニアはアイビー・リーグのエール大でゴルフ部にいたが、学生時代には、父の跡を継いで設計家になるつもりはなかった。文学や政治に興味があったからで、卒業後さらにスタンフォード大で経済学を専攻した。

 しかし、数字に取り組む生活に疲れ、やはり思い直して父の助手になる。父の設計現場で働くうちに自分独自の設計術を学び、「エルドラド」(カリフォルニア州)がデビュー作だった。父の図面と彼の図面を見たオーナーが若いジュニアの方を選択したのだ。

 スケールの大きいゴルフを奨励する父親の図面よりも、丘と谷の高低差を生かしたジュニアの図面にはアベレージにも楽しめるロマンがあったからだ。パワーのあるトッププロが挑戦しがいのあるコースではなく、あらゆる層のゴルファーに興奮と快感を提供するデザインを目指したのだ。

 彼には設計をテーマにした著作がある。『Golf by Design』といってすべてのゴルファーに必要なコース攻略の意味と方法を解説している。

「ゴルフとは野外で行うチェスゲームだ。プレーヤーが自分なりの攻略プランを考え、実行してより良いスコアを目指す」ことを目標とすべきだと説明する。「考えるゴルフ」によって、パワーよりインテリジェンス(知性)を尊重する設計ともいえるだろう。とはいえ、父親の築き上げた米国式近代設計術は素直に受け継いだ。大胆なウォーターハザードの導入、審美性あるグリーン造型などに、ジュニアならではの個性が光る。



bal1
『美浦ゴルフ倶楽部』もJr.の代表作。平成5年開場。17番グリーンから16番を望む

 「コースとはプレーヤーの放つショットの価値(ショットバリュー)をスコアという数字に置き換える競技場なのだ。ベストなショットがパーやバーディのスコアに結びつくレイアウトが基本なのだ」と言う。 だから、「池や谷の危険なエリアを勇気あるショットで超えたとしたら、次打が有利になりバーディを取れる可能性が高くなるべきだ」と主張する。

コメント0

「Course Architect 戦略とは何か?」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の社会に足りないのは起業家精神です。

デイビッド・ルーベンシュタイン 米カーライル・グループ共同創業者兼共同最高経営責任者