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苦しい日々が報われるとき ― ショーン・オヘア

It's been just a constant struggle. (ずっと苦しい日々だった)

  • 舩越 園子

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2008年5月1日(木)

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ショーン・オヘア

It's been just a constant struggle. ― ショーン・オヘア

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(写真:田辺 安啓)

 今季の米男子ツアーでは、どうしたわけだか2勝目を挙げる若者が続出している。マスターズを制したトレバー・イメルマンをはじめ、ダニエル・チョプラ、ブー・ウィークリーなど実に7人。25歳のショーン・オヘアも、その1人だ。

 オヘアと聞くと、まず頭に浮かぶのは彼が過去に経験した悲しい物語だ。ジュニアの大会を総なめにしていたかつてのオヘアは天才少年と呼ばれていた。が、その陰で受けた実父によるスパルタ教育は壮絶だった。

 早朝のマラソンから始まり、打ち込み、ラウンド、試合。オーバーパーのスコアを出そうものなら、2オーバーは2マイル、3オーバーは3マイルという具合に、すぐさま「走れ!」と罰が科せられた。逆に2アンダーなら2ドル、3アンダーなら3ドルのご褒美。しかし、子供だったオヘアにとって現金のご褒美はさほどうれしいものではなく、走らされる罰は「苦痛以外の何ものでもなかった」。

 大学へ行ってゴルフ部に入りたい――そんな意志も実父に頭ごなしに否定され、高校2年でプロ転向。しかし、強制的にゴルフをさせられる毎日に疲弊しきったオヘアは、とうとう家出。ゴルフへの意欲も失った。

 そんなオヘアを救ったのは現在の妻ジャクリンとその家族。自分からゴルフがしたいと思い始めたオヘアはジャクリンの父親の経済的助力を得て、草の根のミニツアー、二軍のネイションワイドツアーを転戦。2005年から米PGAツアー参戦を開始した。

 ルーキーイヤーにいきなり挙げたジョンディアクラシックでの初優勝。バッグを担いだジャクリンの父親と手を取り合って喜ぶオヘアの姿を見たとき、過去の悲しい物語を乗り越えたのだなと安堵した。周囲の人々も「オヘアは元々、才能溢れる選手なのだから、ここから先はイケイケ状態で勝利を重ねるだろう」と予測した。

 だが、現実は甘くはなかった。06年も07年も大きな波には飲まれなかったものの、勝てずじまいに終わった。

 そんなオヘアが今年のポッズ選手権で、とうとう2勝目を挙げた。

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