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ベトナム、アイルランド・・・小さな国の成り立ちを物語で知る

『物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム』 小倉貞男著 中公新書 980円(税抜き)

  • 松島 駿二郎

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2008年5月16日(金)

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『物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム』 小倉貞男著

『物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム』 小倉貞男著

 ベトナム戦争の惨禍を生き抜いたベトナムは、いまや急速に発展を遂げ、人口が1億人に達する勢いだ。

 そもそも、ベトナムという国名は自分たちの付けた名前ではなかった。1802年、ベトナムを初めて統一したジャロンは、そこで皇帝を名乗り、国名を「ナムヴィェト南越」とすると朝貢関係にあった、中国の清朝に申し出たが、清朝は黙殺したようだ。

 もともと、ベトナムのあるインドシナ半島は、中国の支配地だった。さらに、帝国主義時代には、東南アジアのほとんどが、フランスの植民地となった。ベトナムは大国中国と、植民地帝国フランスとの狭間で搾取と艱難の1000年を送ってきた。

 太平洋戦争で日本が降伏すると、たちまち、ホ・チ・ミンの率いるベトナム独立同盟が立ち上がり、まずフランスをビエン・ディエン・フでうち破り、ベトナムの共産化を嫌ったアメリカの干渉を招く。

 アメリカと北ベトナムの間の、近代兵器の試験場ともいわれたベトナム戦争は、結局、中国からの援軍を得たホ・チ・ミンの勝利に終わった。その後南北ベトナムは統一され、長い海岸線を持ち、欧米との交易の有利さを生かして、驚異的な発展を遂げ、建国以来の繁栄を謳歌している。

 このような歴史を辿ったベトナムの、歴史の折り目折り目の物語を集積したのが本書である。いまや日本とベトナムは随一の友邦。ビジネスの前にベトナムの歴史を知っておくには、格好の読み物だろう。

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