最近、プレイステーション・ポータブル(以下・PSP)が元気です。最近の販売ペースで比較すると、Wiiはもちろん、ニンテンドーDSよりも売れているのですから、その人気ぶりがわかります。
そこで今回は、ちょっと面白い技術を利用しているPSPソフトをご紹介しましょう。タイトルは「ニッポンのあそこで」。これは地図を利用したゲーム。地球を観光開発するべく訪れた異星人が、日本(の巨大地図)を舞台に、日本中の名所を発見していく、というシンプルなシステムになっています。UFOに乗って「名所を釣り上げていく」という、いわばフィッシングゲームのような体裁をとっていて、ついついプレイし続けてしまう楽しさがある、なかなかの佳作です。
とはいえ、当コラムは、ただ面白いというだけで「ニッポンのあそこで」を紹介しているのではありません。注目すべきポイントは、ふらりと街を出歩いたとき、そのソフトが、一気にPSPを便利なアイテムへと変化させてしまうところにあるのです。
それを可能にするキーワードが、「Place Engine」という技術です。ぜひ覚えておいてください。
現在位置を特定する技術…でもGPSじゃない
では質問です。いま、自分がいる場所を知りたいとき、どうすればいいでしょう。
もっとも簡単なのは「GPS」を利用することでしょうか。カーナビなどでおなじみの機能ですね。正式名称はグローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)。人工衛星からの信号をGPS受信機で受け取り、現在位置を特定するという仕組みです。PSPでも、別売りの「GPSレシーバー」(6000円)を装着し、地図ソフトと組み合わせて活用することが可能です。
しかし「ニッポンのあそこで」は、そんな技術は使いません。そうなのです。地図を楽しむソフトでありながら、なんとGPSは使用していない。
ただ、ソフトをPSPに入れるだけでいい。いわば「タネも仕掛けもない」状態です。にもかかわらず、ゲーム内で「現在位置」を知ろうとすると、瞬時に画面上に地図が表示され、いまユーザーが立っている場所が表示されます!
ビル内だろうが地下だろうが、ちゃんと認識します。いざ体験してみると、けっこうビックリするでしょう。
ただのゲーム機が、どうやって現在位置を特定しているのか?
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