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思い出せ、かつての気概! ― デービス・ラブ

That means, “You're done.”(それは「キミは終わり」って意味だ)

  • 舩越 園子

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2008年5月22日(木)

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デービス・ラブ

That means, “You're done.”

― デービス・ラブ

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(写真:田辺 安啓)

 今年のマスターズでの出来事の中で印象的だったのは、フレッド・カプルスの連続予選通過記録が「23」で途絶えたこと。その話をすると、必ずゴルフ通から聞かれる言葉は「そういえば、デービス・ラブはどうしているのかな?」。かつて、カプルスとラブは「黄金コンビ」だった。ワールドカップのアメリカ代表として1992年から95年まで4連勝をやってのけ、光り輝いていた。

 そのカプルスがとうとうマスターズで予選落ち。そしてラブは、成績下降が原因で91年から出場し続けてきたマスターズの出場資格を今年はとうとう失った。

 あの2人は、そろそろ終わりかな――そんな声が聞こえてくる。だが、ラブ自身は「マスターズに出られなかったこと自体は、そんなにショックではない」と言う。

 それならば、何がショックなのか。「スイングやストロークはさほど悪くない。でも、最近の僕のゴルフは18ホールもたない。14ホールが精一杯なんだ……」。

 キャディには「18ホールをしっかり戦える雇い主を探したほうがいいよ」なんてことまで言っているラブ。実際、今季は出場試合の半数近くで予選落ちを喫している。97年の全米プロで美しい虹を背景にメジャー優勝を飾り、通算19勝を誇っていたあのラブが、どうしてこんな「弱いラブ」になってしまったのだろう。

 「持病の首痛はどんどん悪化しているし、腎結石も患った。去年は足首の手術。挙句の果てには、穴にはまって、つまずいて……悪いことばかりが続くんだ」

 人生の低迷期に陥ったと感じながらも、やっぱりラブはスポットライトを浴びる味が忘れられないようだ。「もう1度、世界ランクのトップ20に戻りたいとか、そういう欲望も絶え間なく頭に浮かび上がる」

 明と暗が交錯する。だから集中力が続かない。14ホールぐらいまでは騙し騙しプレーできても「こんな精神状態では終盤の難ホールを乗り切れない」とラブは正直に語ってくれた。

 悶々とする日々は誰にだってある。まるで自分が世の中で最も不幸な人間のように思えることもある。しかし、そんなとき人間は決まって、かつて抱いていた前向きな姿勢を忘れてしまっている。いや、思い出せなくなってしまうのだろう。

 だから、ラブに思い出してほしい。かつてアナタは、こう言ったではないか。

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