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世界の紛争、ヨーロッパの都市、アメリカの風景

『アヴェンジャー』 上・下 フレデリック・フォーサイス著 篠原慎訳 角川文庫 上下とも 552円(税抜き)

  • 松島 駿二郎

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2008年5月23日(金)

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『アヴェンジャー』 上・下 フレデリック・フォーサイス著

『アヴェンジャー』 上・下 フレデリック・フォーサイス著

 フォーサイスの新作だ。「アヴェンジャー」とは復讐人といったような意味だ。自分のためではない、他人の復讐を請け負って、人狩りをし、依頼人の意向に添って、殺害したり、前途を真っ暗にする。

 依頼人は、ほとんどの場合大富豪で、人狩りの費用に糸目をつけない。

 本書では、国際政治に詳しいフォーサイスらしく、第二次大戦後の紛争の数々が舞台になっている。ベトナム戦争をはじめとして、中東戦争、カンボジア、アフガニスタン、エチオピアなどの戦場が次々に舞台として描かれていく。

 アヴェンジャーが依頼されたのは、ボスニアで悪逆の限りをつくし、大富豪の息子を虐殺して、行方不明になった、その下手人を捜す、という困難な仕事だった。

 アヴェンジャーは、世界各国を自由に飛び回り、アメリカのCIAの大物たちと組んで、UBLという人物に接触する。UBLとはウサマ・ビン・ラーディンの頭文字を並べたものだ。UBLはあと一歩のところで取り逃がす。

 しかし、アヴェンジャーはボスニア人には肉薄する。南米の北海岸の聞いたこともない岬に難攻不落の砦を築いている。その砦への潜入が後半の読みどころとなっている。

 すべては、2001年9月11日の史上最大の多発テロへと収斂して行く。フォーサイスの国際取材力を投入した傑作スリラー。

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