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勝利をつかんだレイアップ ― 今田竜二

This course owed me one.(このコースに1つ借りができた)

  • 舩越 園子

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2008年5月29日(木)

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今田竜二

This course owed me one. ― 今田竜二

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(写真:田辺 安啓)

 今田竜二がAT&Tクラシックを制し、米ツアー初優勝を遂げた。このニュースを聞いて誰もが真っ先に思い出したのは、彼が昨年の同大会でプレーオフに敗れたという事実だ。

 昨年、プレーオフ第1ホールとなった18番パー5で、今田はティショットを左に曲げ、ラフにつかまった。そこから池越えの2オンを狙い、その結果、池に落として敗北した。

 あのセカンドショットが池の底へ沈む瞬間を眺めながら、今田は勝つか負けるかしかないプレーオフだからこそ、思い切ってギャンブルに出たのだと、すぐさま思った。

 バーディを狙うなら、第2打を刻み、第3打をピンそばにつける攻め方だってあっただろうに、あえてラフから狙ったのはイチかバチかのギャンブルに出たからに違いないと思った。しかし、よくよく聞いてみたら、彼は「あれはギャンブルじゃない」と言った。

 「あのホールはフェアウエイがうねっているから、第2打が完璧なライに行かない限り、第3打でスピンをかけられない。そうなると、いくらうまく打っても、バーディパットは6メートルぐらいになっちゃう」

 だから、第3打勝負でバーディを狙うより、ラフからの第2打で池を越すほうが絶対に簡単だという計算が今田にはあった。

 「ギャンブルじゃない。確率の問題です。池を越せる確率は8割以上だと思った。もちろんギャンブルショットもするときはするけど、確率が30%しかないなら、それに賭けるってことはしません」

 考えていないようで考えているんですよと冗談めかして笑いながら、そう振り返った今田。だが、「80%の成功確率」が実現できず、「20%の失敗確率」が現実となったあの日、今田は胸の中に、密かにこんなフレーズを刻み込んでいた。

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