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これからの肥満症治療はチーム医療で臨む

6月創設の肥満症治療学会が市民講座を開催

  • 阪田 英也

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2008年6月5日(木)

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 現在、日本の肥満症患者は468万人(厚生労働省調べ)。一般に肥満症患者の治療に当たるのは肥満外来などを担当する内科医である。しかし多くの肥満症患者は治療への抵抗を示し、治療効果が上がらないことが問題となっていた。そこで、チーム医療という新しい切り口で肥満症治療に取り組む新学会、肥満症治療学会が6月14日に創設。総会2日目の15日に、患者とその家族を対象とする市民講座を開催する。

 肥満症とは、どのような病態をいうのか。日本肥満学会の定義は、肥満(BMI25以上)と判定され、さらに以下の条件のいずれかを満たす人としている。

その条件とは、 (1)肥満に関連し、減量が必要、または減量により改善が可能な健康障害を有する人 (2)健康障害を伴いやすいハイリスク肥満:身体計測のスクリーニングにより上半身肥満を疑われ、腹部CT検査によって確定診断された内臓脂肪型肥満の人である。

 今年4月1日から特定健診(メタボ健診)がスタートし、腹囲、BMI、内臓脂肪などの専門用語が広く知られるようになったが、図の「肥満症の定義」を自分に当てはめてみると、多くのビジネスパーソンが肥満気味であり、肥満症との境界領域にいることが理解できるだろう。

 また、軽症であっても「肥満」「高血圧」「高血糖」「高脂血症」の危険因子を1つ持つ人は、心臓病の発症リスクが5倍、2つ持つ人は10倍、3~4つ持つ人では31倍にもなることが分かっている。肥満および肥満症にどのように対処していくかは、医療界全体の大きな問題でもある。

肥満症の定義

肥満症の定義

肥満症患者の特性を把握した多面的なアプローチが必要

 肥満が一歩進み肥満症と診断されると、さまざまな合併症を引き起こし、重大な健康障害をもたらすリスクが高くなる。また肥満症患者は、一般的に治療抵抗性を持ち、それは重症肥満患者ほどより顕著であるといわれる。例え診察室で神妙に主治医のアドバイスを聞いていても、何も実行に移さない、あるいは診療時でさえ、反抗的態度に終始する肥満症患者が多いのである。

 現在、肥満症の治療には、(1)食事療法(2)運動療法(3)行動療法(4)薬物療法(5)外科的治療法があるが、これらが1人の患者に対して総合的な見地から、またチーム医療により実施されることは少なく、かねてから個々の肥満症患者の特性を把握し、継続的、総合的にみる診療システムの構築が急がれていた。

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