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自然科学の面白さを堪能する

『火星の夕焼けはなぜ青い』佐藤文隆著 岩波書店刊 1900円(税抜き)

  • 松島 駿二郎

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2008年6月20日(金)

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『火星の夕焼けはなぜ青い』佐藤文隆著

『火星の夕焼けはなぜ青い』佐藤文隆著

 著者の著作はいつも大変読みやすい。ついついつられて読んでいると、いつの間にか宇宙科学論の最先端にたどりつく。

 まずタイトルのなぜについて紹介しよう。地球の夕焼けがあかね色なのは、夕方になると太陽光が昼間より長く大気を通過する。すると太陽が真上にいるときより多くの光を大気が吸収してしまい、赤い色の光だけが残るからだ。これは夕焼けの赤を説明する、一番簡単な方法だ。 

 火星に着陸した探査機バイキングのテレビカメラが、振り仰いで空を撮影した画像が火星から送られてきた。それを見ると火星の空の色は地球のように赤色ではなく、青色だった。

 火星の場合は夕刻には赤色が取り除かれるので、夕焼けは青くなる。火星のパスファインダーの写真が表紙に構成されているが、まさに青い夕空がそこには映っている。

 こんなお話から始まって、最後にはスーパーカミオカンデに辿り着き、ニュートリノというミクロ粒子にいたる。ぼんやり読んでいるとみるみるとり残されてしまう。

 本書はみさと天文台の『Mpc』という広報誌に連載したエッセイをまとめたもの。
Mpcとはメガパーセクということ。パーセクとは確か3.26光年という意味だったかな。そのメガというと、俗な言葉でいえば326万光年となる。著者は地球からMpc離れた宇宙をいつも漂流しているのかな。

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