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自力で下部ツアーから這い上がった元選手会長---横田真一

2008年6月25日(水)

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それは、まさに青天の霹靂であった。まさか自分がシード権を失うことになろうとは……。日本ゴルフツアー機構(JGTO)からは、選手会長業務の功績による特別シード枠を作る旨の打診があったが、横田はそれを断り、ファイナルQトーナメントに賭ける。 しかし、ここでも予選落ち。昨年はチャレンジツアーに挑戦する道しか残されていなかった。

写真:Norte Inc.

写真:Norte Inc.

そして、その下部ツアーで2勝、賞金ランキング4位に入って今季レギュラーツアー前半戦への出場権をつかんでの再起であった。逆境を乗り越え、自力で這い上がった横田の1年間の戦いを振り返ると。

 その日、横田は帰宅すると家族を集めて、自分の置かれた立場を話した。「パパは、プロゴルファーじゃなくなってしまった……」。2006年のカシオワールドオープンで賞金ランキング76位が確定し、1995年から守り続けてきたシード権の喪失が決定した夜のことだった。

 泣いた。横田は泣きながら、これからのことを説明した。夫人と4歳になる長男も泣きながらその話を聞いた。「実は、特別シード権をもらえるかもしれないのだけど……、ありがたい話だけど……、断ろうと思っている。負い目を感じながら戦いたくはない。みんなには苦労をかけるかもしれないけど、許してほしい」。

 JGTOからの申し出を断ってファイナルQトーナメントに挑んだものの敢えなく予選落ち。ここでレギュラーツアー出場への道は閉ざされ、チャレンジツアーからの復帰を目指さざるを得なくなった。

自分を全否定されたような気持ちにさせられたシード落ち

シード権を失うことがあるなんて考えたこともなかったのではありませんか?

「いつかは、そういうときがくるだろうと漠然と考えたことはありましたけど、まさか34歳でそうなるとは思っていませんでしたね」

JGTOは、特別シード権を与えることを検討したいと言っていましたけど……。

「ありがたい話でした。家族のためにも、受けるべきではないか。そんな思いもありました。でも、プロゴルフは実力の世界じゃないですか。温情にすがって戦いの場に臨んでも結果は見えている。負い目を感じながら戦う気にはなれませんでした。だから、帰宅してから家族にも話して、お断りしたんです」

そして、ファイナルQトーナメントに臨んだものの100位以下でレギュラーツアーへの出場権をつかめなかった。このときの気持ちは、どうだったのですか?

「それは、本当に落ち込みました。シード権も守れず、Qトーナメントでも弾き飛ばされて、自分のゴルフが全否定されたわけですから。ツアーに出られなければプロゴルファーじゃない、なんて思っていた僕は、感覚でゴルフをやってきました。スイングは悪いし、美しくないのも知っていました。でも、だからなんなのだ。これが自分のやり方で、それなりの結果も残しているじゃないか。感覚スイング、感覚ゴルフじゃいけないのか。そう思って自分流で通してきたわけです。それが通用しなかった。

 じゃあ、どうすればいいんだ。お先真っ暗ですよ。どうしたらいいのか。日々そればかりです。12月になってストレスから中耳炎になり、さらに悪化して左耳が聞こえなくなって入院しなければなりませんでした。入院生活は10日間でしたが、その後も膿を出すために左耳にチューブを入れて……、そんな治療が10カ月ぐらい続きました」

コメント4件コメント/レビュー

横田選手の苦労がいくらか解りました。 予選落ちした年上位で優勝争いをしていた住友ビザマスターズ最終日に応援に行き横田選手の組について廻りました。同じ組の小田選手にくらべ30ヤードもドライバーで於いて行かれ必死でプレーをしてましたが、残念ながら19位に終わってしまいました。チャレンジツアーもインターネットで情報を得ながら陰なら応援しておりました。 横田選手の様なすばらしい選手が長く活躍してくれる事を祈ってます。(2008/09/18)

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横田選手の苦労がいくらか解りました。 予選落ちした年上位で優勝争いをしていた住友ビザマスターズ最終日に応援に行き横田選手の組について廻りました。同じ組の小田選手にくらべ30ヤードもドライバーで於いて行かれ必死でプレーをしてましたが、残念ながら19位に終わってしまいました。チャレンジツアーもインターネットで情報を得ながら陰なら応援しておりました。 横田選手の様なすばらしい選手が長く活躍してくれる事を祈ってます。(2008/09/18)

専修大学の遙かに若い後輩がどうするのか見守っていました。どん底から這い上がることはどの世界にもあります。テレビに映る日を楽しみにしています。(2008/09/06)

・謙虚に自分を見つめることが出来る人は結果を見れば 過去を乗り越えて生きて行ける人だとわかりました。(2008/07/09)

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