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メガトレンド対マイクロトレンドの対決

『マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと』 マーク・ペン、キニー・ザレスン著 吉田晋治訳 三浦展監修 NHK出版 1800円(税抜き)

  • 松島 駿二郎

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2008年6月27日(金)

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『マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと』 マーク・ペン、キニー・ザレスン著

『マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと』 マーク・ペン、キニー・ザレスン著

 グローバル時代を動かすのはメガトレンドという言葉が使われる。身近なもので言えば、携帯電話はまさにメガトレンドの大波に乗って、地球の隅々にまであっという間に普及してしまった。ケータイには電線、電柱といったインフラはいらない。

 だから中国やインドの奥地でもケータイ一個あれば通信できる。日本と違って固定電話の時代を飛び越えてこれらの国ではいきなりの電話がケータイとなった。これはグローバリズムの時代のメガトレンドの代表格だろう。

 ところが本書はメガではなくマイクロなトレンドに注目せよとする。マーケッティング統計などで見捨てられてきた、最右端の1パーセントの人々の傾向(トレンド)にこそ注目すべきだという。大切なのは大波ではなく、さざ波だ。静かな湖面に立つ小さなさざ波を想像してみる。小さく静かに、いつの間にか湖面いっぱいに拡がっていくだろう。

 格差社会だ、勝ち組だ負け組だといっているうちに、格差下や負け組がトレンドを引っ張るようになるのかも知れない。一昔前では考えられなかったことをする男女たち。時代の変遷とともに、変なヤツのマイクロトレンドが、いつメガトレンドに変換するか、なんでも胎動をはらんでいる。

 たとえばこんな1パーセントとして著者が挙げているのが、「編み物をする男」「ネット婚カップル」「高齢の新米パパ、質素な富裕層」。

 アメリカの西海岸で起こった小さなトレンド、生の魚肉と米を組み合わせた寿司は、いまや世界を席巻するメガトレンドとなった。生の魚、といって顔をしかめていた人たちよ。スシはいまや世界語なのですぞ。

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