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“続けること”ができる人になれ~『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』
山本ケイイチ著(評:和良コウイチ)

幻冬舎新書、740円(税別)

  • 和良 コウイチ

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2008年7月4日(金)

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評者の読了時間2時間00分

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』山本ケイイチ著、幻冬舎新書、740円(税別)

 メタボ予備軍向けのみならず、ビジネスパーソンの需要とリンクさせたネーミングが当たったのだろう、この『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』は新書の売れ行きランキング上位に連なっているようだ。

 かくいう私も、ここ数年、仕事の忙しさにかまけて運動をぱったり止めてからは激太り。健康診断ではD判定の項目が増え、ついに先日、生命保険の審査にも引っかかってしまった。このことをきっかけに、まずは脂肪を燃焼すべく、若い頃からやっていた格闘技の練習を再開したばかり。そんなタイミングで、興味深くこの新書を手に取った。

〈ビジネスパーソンがこれからの時代を生き残るのに有益なスキルは、「英語」「IT」「金融知識」とよく言われる。私はここに「筋肉」を加えたい。筋肉を鍛えることは、いまや単なる趣味やレクリエーションではなく、「将来的に大きなリターンを生む自己投資」である〉

 という勇ましい前書きから始まる本書は、これまで多くのビジネスパーソンを指導してきたパーソナルトレーナーの手によるものであり、この本を貫くテーゼは〈仕事ができる人は、トレーニングをやっても優秀である〉

 つまり、優秀なビジネスパーソンがトレーニングにおいても成功を収めることができるのは、

〈トレーニングの目的を明確にする→有効で現実的な目標を、期限と数値で設定する→目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む→行動を継続するための仕組みをつくる→実行する〉

 ……以上の手順を踏むことができるからというわけだが、なるほど、ビジネスとトレーニングの考え方には共通項がある。

精神論は不要、キーワードは“仕組み化”

 著者によると、アメリカのエグゼクティブの間では、肥満は問題外。太っているのは自分自身をコントロールできない証拠であり、リーダーとして他人を率いていけるわけがないと見なされる。一方、単に痩せているだけではなく、トレーニングによって鍛え上げた身体は、その人が精神的にタフで、自制心を備えていることの証と見られるそうだ。

 もちろん、ビジネスでもトレーニングでも、自分を律することは必要だろう。しかし、著者は単なる精神論や根性論をまったく排して論を進める。

 実はトレーニングで最も難しいことは、“続けること”。最初はハリウッドスターのような肉体を目指していた人も、どんどん自分に甘くなり、やがては目指していたこと自体も忘れてしまう。私自身も過去2度、トレーニングジムに入会して半年も続かなかった思い出があるが、これは特に意志の弱い人の話ではなく、9割以上の人がそうなのだという。少し安心した。

 そこで著者は〈継続するためのコントロール方法を自分なりに模索していくプロセスは、ビジネスで成功するノウハウと重なるところが非常に多い〉と指摘。キーワードは“仕組み化”である。ビジネスの世界で使用される言葉だが、〈継続的に高い成果を上げていくためには、個々人の努力や意志の強さといった、不確定な精神論に頼るのではなく、誰が、いつ、何回やっても同じ成果が出る「仕組み」をつくる必要がある〉

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