• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

奇妙で皮肉な現実 ― ポーラ・クリーマー

At the end of the day, it’s just a number.(最後にモノを言うのはスコアだけよ)

  • 舩越 園子

バックナンバー

2008年7月10日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ポーラ・クリーマー

At the end of the day, it’s just a number.

>>画像を拡大表示する

(写真:田辺 安啓)

 全米女子オープン最終日。優勝候補の筆頭と目されていたのは、首位に1打差の単独2位で最終組を回るポーラ・クリーマーだった。

 クリーマーは21歳のアメリカ人。アマチュアのナショナル大会で19勝をマークし、04年に18歳で米LPGAのQスクール(予選会)をトップ通過。ルーキーとして挑んだ05年のサイベースクラシックで、いきなり初優勝を遂げた若手の期待の星だ。

 その年、さらにエビアンマスターズで2勝目をマークしたクリーマーは、07年にも2勝、そして今年も2勝を挙げ、まさに波に乗っていた。だからこそ、今回は彼女がメジャー初優勝を遂げるに違いないと思われていた。

 そもそも、通算6勝も挙げているクリーマーがメジャー未勝利であることは、アメリカのゴルフファンにとってもメディアにとっても、かなり不思議な現象だ。何より誰より、クリーマー本人が「私がメジャーに勝てない理由は何一つない」と感じている。

 メジャータイトルなきベストプレーヤー。かつて、米男子ゴルフ界のフィル・ミケルソンに被せられた屈辱的な称号は、今、米女子ゴルフ界のスター、クリーマーの頭上にある。もちろん、そんな称号を彼女に被せたのは米メディアたち。そして、米メディアたちのそんな仕業もまた、彼女にメジャー勝利を掴んでほしいという期待の裏返しなのだ。

 もちろん、クリーマーが受けるプレッシャーは膨らむばかり。しかし、負けん気の強い彼女は、全米女子オープンでそんな重圧をモチベーションに変えようと必死だった。

 「これまではメジャーを意識しすぎて自分で自分に重圧をかけすぎた。私の最大のプロブレムは、そこにあったんだと思う」

 幼少時代のクリーマーは競技ダンスに夢中だった。だが、審査員という「他人」の判断で勝敗や順位が決まることに不満を感じ、自分のスコアこそが絶対であるゴルフへ転向。「誰のせいにもできないからこそ、私はゴルフが好き」と語っていた。

 全米女子オープン2日目のラウンド後の記者会見。「この大会には27人のティーンエイジャー選手がいるが、ティーンがメジャーで優勝するのは大変だと思うか?」という質問が米メディアから飛んだ。

 クリーマーの返答は、いかにも彼女らしいものだった。

コメント0

「米国ゴルフツアー “たった一言”ストーリー」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック