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第2回 社会問題をしなやかに歌に乗せるジャック・ジョンソン

2008年8月6日(水)

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いつしか音楽を聴かなくなってしまったビジネスパーソンに贈る本コラム。カバー曲を集めたコンピレーションアルバム「コトノハ)」を手がけた、元野村証券トップアナリストの佐藤明さんに、最新のお薦め曲を紹介していただきます
(詳細は「元野村のトップアナリストが掘り出したお宝銘柄…ならぬ「名曲」)。

戸田: さて、環境をテーマにした北海道洞爺湖サミットが7月にありました。佐藤さんは、改めて社会問題と音楽の関わりについて考えたそうですね。

佐藤: 残念ながら、洞爺湖サミットではこれといった具体的な成果はなかったように思います。日本は優れた環境技術を持っているのに、イニシアティブを握れませんでした。環境問題を政治だけで解決する難しさを痛感しました。

 翻って、自分が好きな音楽はどうか。振り返ってみると、いつの時代もアーティストは社会問題に敏感です。創造力と想像力に溢れているだけに、社会の不安や将来像を鋭く見抜くからでしょうか。

―― 社会に対するメッセージを送り続けた代表的なアーティストといって、真っ先に思い浮かぶのが元ビートルズの…

佐藤: そうです。ジョン・レノン。ベトナム戦争に反対する曲は、当時のニクソン政権が恐れる力を持っていました。その様子は、ドキュメンタリー映画「PEACE BED(ピース・ベッド) アメリカVSジョン・レノン」で生々しく描かれています。音楽、政治、そして愛について考えさせられる内容です。

メッセージが自然と耳に入る

 ジョン・レノンの凄さは、シンプルなメッセージと分かりやすいメロディーラインだと思います。「Power to the People(人々に勇気を)」、「Give peace a chance(平和を我等に)」など、驚くほどストレートな歌詞が、曲に乗せて自然と耳に入ってくる。そして、人の心を揺さぶるのです。

「イマジン」「人々に勇気を」「平和を我等に」などを収録したベストアルバム。

レノン・レジェンド~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン~-ジョン・レノン
「イマジン」「人々に勇気を」「平和を我等に」などを収録したベストアルバム。

 極めつけが「Imagine(イマジン)」です。強烈な反戦ソングで、そのメッセージ性の強さに、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件のときも、大手放送局が流すのを自粛したほどです。「Imagine all the people living life in peace(想像してごらん、すべての人々が平和に日々を送っている姿を)」。この歌詞を読むだけで、メロディーが頭に浮かんだ人は多いでしょう。

 この曲は、繰り返し繰り返し聴いています。「想像する」ことの重みが、心に響きます。そして、歌詞の一節、「You may say I'm a dreamer. But I'm not the only one(君は僕を夢想家と言うかもしれない。でも、僕は1人じゃない)」に何度、勇気づけられたことか。

 ジョン・レノンが撃たれたのは1980年12月8日。私は高校1年生でした。ニュースを知って、ショックでしたね…。音楽活動を再開したばかりで、「(Just like)Starting over(スターティング・オーヴァー)」がヒットしていた記憶があります。

―― まさに不世出のアーティストですね。社会問題に関心を示すアーティストというと、最近では、アイルランド出身のロックバンドU2のボーカリスト、ボノも有名です。2008年1月の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、『不都合な真実』の著者アル・ゴア元米副大統領と環境問題を語ったことが話題になりました。

佐藤: この観点で、実は1人、知ってほしいアーティストがいるのです。ジャック・ジョンソンです。ロック、ハワイアン、レゲエなどのエッセンスを取り入れてアコースティックギターで奏でる心地よい音楽は「サーフ・ミュージック」と呼ばれています。暑い夏にはお薦めで、海で聴くと最高でしょう。ジャック・ジョンソンは、このジャンルでは代表的な存在です。

 ジャック・ジョンソンの曲は和むので、ここ数年、聴いています。ある時、「Reduce、Reuse、Recycle」と口ずさんでいる自分に気づきました。日本語に直訳すれば、「廃棄物を出さない、再利用する、再資源化する」。環境問題そのままです(笑)。

 なぜなんだろう。気になって調べてみると、理由が分かりました。2006年にジャック・ジョンソンが発売したアルバム「Curious George:Sing-A-Longs and Lullabies for the film(キュリアス・ジョージ:シング・ア・ロング・アンド・ララバイズ・フォー・ザ・フィルム」に入っている「The 3R's」という曲のサビだったのです。

※アルバムへのリンクは2ページ目にあります

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