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必ず帰ってくる ―― アニカ・ソレンスタム

The door is not closed, and that's why I didn't use the “r” word.(ドアは閉ざされてはいない。だから私は“r”という言葉を口にしなかったのよ)

  • 舩越 園子

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2008年8月7日(木)

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アニカ・ソレンスタム

The door is not closed, and that's why I didn't use the “r” word.

― アニカ・ソレンスタム

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(写真:田辺 安啓)

 英国サニングデールにやってきたアニカ・ソレンスタムは世界の注目を浴びていた。今季限りでツアーから退くことを決意しているソレンスタムが生涯最後のメジャーとなる全英女子オープンに挑む――。

「この全英は私にとってエモーショナルな大会になると思う」

 ソレンスタムはメジャー10勝のツワモノだが、全英女子オープンだけは過去1勝のみ。「複数回、優勝していないメジャーは全英だけ。だから勝ちたい」。彼女は勝利への意欲を、そんなふうにアピールした。

 しかし、同時に彼女は、こうも言った。
「どうしても勝ちたいという渇望やハングリーさは、昔ほどはない」
 だからツアーから退く決意をしたのだと、彼女は付け加えた。

 振り返れば、ソレンスタムの決意が公表されたのは今年5月だった。米LPGAのサイベースクラシック練習日に試合会場内で記者会見を開き、ツアーから去るという一大決心を彼女は自ら伝えた。「女王引退」のニュースは即座に世界を駆け巡った。

 だが、あのときからずっと引っかかっていたことが1つだけあった。それは、ソレンスタムが会見で使った言葉だ。普通なら「引退」は英語の「retire」を使うはず。しかし彼女は「step away=離れる」という言葉を口にした。それは、なぜだったのだろうという小さな疑問は、あの日からずっと得体の知れない謎となって胸の中に潜んでいた。そして、その謎の答えを全英女子オープンで知ることになった。

 婚約者のマイク・マクギー氏と家庭を築き、ビジネスに力を注ぐ。そうやって新しい人生を歩んでいきたいと引退会見で語った彼女は、そのための準備をすでに着々と始めていることをサニングデールで明かした。

 現在、契約しているスポンサーは10社。「そのうちの4社が引退表明後も私をサポートしてくれると言って契約を更新してくれた。私はそれを誇らしく思う」。

 メジャー会場でそんな話をするソレンスタムに欧州メディアがダイレクトな質問を浴びせた。「今後、ツアーに戻ってくることは決してないのか?」「戻ってくる気になったとしても、カンバックのためのドアはすでに固く閉ざされたと考えるべきなのか?」

 そして、ソレンスタムのこの一言が、あの謎の答えになった。

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