• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」

  • 杉江 隆

バックナンバー

2008年8月29日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 上野公園内の東京都美術館にて、「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が、12月14日まで開催されています。本展は日本とオランダの修好150周年(2008年)を記念し、フェルメールの作品とともにオランダ絵画の黄金期を飾るデルフト派の画家たちの作品が展示されています。

寡作の巨匠フェルメール日本初公開作品が4点

 17世紀にスペインから独立したオランダはアムステルダム、ハームレム、ライデン、デルフトなどの都市を中心に経済的発展を果たし、その繁栄を基盤として芸術や文化の華が咲き誇っていました。しかし英国の勃興によりオランダの覇権は長くは続かず、デルフトの絵画史における全盛期はわずか20数年で幕を閉じることになります。

《ワイングラスを持つ娘》

ヨハネス・フェルメール 《ワイングラスを持つ娘》 アントン・ウルリッヒ美術館所蔵 ©Herzog Anton Ulrich-Museum, Braunschweig, Kunstmuseum des Landes Niedersachsen

 本展では光の天才画家と呼ばれるヨハネス・フェルメール(1632-1675)を中心に、同時代に活躍したレンブラントの弟子カレル・ファブリティウス(1622-1654)、室内画を得意とするピーテル・デ・ホーホ(1629-1684)、巧みな建築画を描いたエマニュエル・デ・ウィッテ(1616-1692)など、デルフトの巨匠たちの作品38点により構成されています。

 特にフェルメールは、その生涯で残した作品がわずか30数点しかありませんが、その内の7点が本展に出品され、風俗画の最高傑作と言われる「ワイングラスを持つ娘」や、彼の2枚しか現存しない風景画のひとつ「小路」など4点は日本初公開の作品となっています。

退屈な街デルフトになぜ巨匠とその作品が生まれたか

 さて、フェルメールをはじめ、デルフトの巨匠たちにはどのような特徴があるのでしょうか。

 本展の企画監修を勤めた米国ブルース美術館館館長ピーター・サットン博士は次のように語っています。「この展覧会は、芸術史における最大の謎の1つに迫ります。1650年以前、デルフトは退屈で保守的な街にすぎませんでした。しかし17世紀の半ば、この街に突如として、空間描写や自然光の描写、遠近法を用いて、前例がないほど自然かつ幻想的な絵を生み出す革新的な画家のグループが形成されました。この展覧会では、偉大なフェルメールの画法の確立を初期の作品から分析し、解明していきます」。

 つまり本展は、街としての革新性や刺激のないデルフトで、絵画史に残る巨匠とその作品がどのようにして生まれたか、その謎を解明してくことがテーマです。その謎解きの答えは、実際に本展をご覧になり体感されることをお薦めします。

コメント0

「美術散歩」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック