(なぜ「頭のよい子は絵がうまい」のか。お知りになりたい方は、第1回からお読みください)

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山中 『頭のよい子は絵がうまい』を書かれた山田雅夫さんに、「子供が、お絵描きは楽しそうだと思ってもらうために、まず親が簡単に楽しそうに“電車の”絵を描く」やりかたを見せていただいています。今回もよろしくお願いします。
山田 さて、前回は車両の正面を描いたので、こんどはそれを電車らしく立体に見せましょう。それには「消失点」を用意することが必要です。
折野 「消失点」ってなんですか?
山田 電車は何両もつながってますよね。遠近法でいくと、遠い車両ほど小さくなるでしょう。そして、点になる。その点をみつけるんです。
折野 なんだか難しそうですね。
山中 大丈夫ですよ、山田さんのおっしゃるとおりに描けば、簡単ですよ。
山田 そうそう。まかせてください。まずは、電車の「顔」の田の字(ビデオおよび前回参照)、この、横線をそのままずーっとまっすぐ引きのばしていきます。
山中 そのままずーっと。
山田 そして今度は、田の字の左か右の角から、さっきの線のできるだけ遠くと繋がるように、なめらかに線を引きます。
山中 引きました。
消失点は田の字の横線の延長上にある

山田 田の字の下からも、おなじ点でつながるように線を引いてみてください。
山中 おーっ! "消失点"だ!【図A】
折野 …なんか、ドラキュラの棺桶みたいになっちゃったんですけど…。【図B】
山中 折野さん、これ、田の字の横線が上にひんまがって伸びてますよ。
山田 ああ、屋根を描きたいならこういう線になりますね。【図B’】
でもそうなると、消失点への線が増えるし、屋根の上もそれらしく描かなければなりません。お父さんが「自信を持って楽しく」描くことが、子供が絵に興味を持ってくれるためには必須ですから、とにかく線は減らす方向でいきましょう。
この「本」を読んでみたい。という衝動には駆られるが、果たして我が子がそんな簡単に絵がウマく描ける様になるか・・・甚だ疑問だ。。。それに「子供が興味を持つまで、待つ」のであれば我が子の場合、一生待つかも。。。なにせ「絵を描く」行為が嫌いなのだ。夏休みの宿題の内、絵日記の絵の部分だけを夏休み最終日まで先送りしてイヤがって描かなかったくらい。さらに描かせた絵は本人の説明が無いと何だか分からない代物。前衛的でもなく、ただの線の羅列。。。あぁ。。。(2008/09/01)