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「働かない、怠ける」という生き方

『働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち』トム・ルッツ著、小澤 英実 、篠儀 直子 訳、青土社、3200円(税抜き)

  • 松島 駿二郎

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2008年8月29日(金)

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 「なまけもの」、「働かない」といった人たちは、仕事からのストレスはフリーである。どの時代を見ても、「なまけもの」はいた。

 「なまけもの」の反対語はワーカホリックだ。働かなくてはいられないという、このストレス症状を、最初に口にしたのはウェイン・オーツという医師で1968年に「パストラル・ケア」(患者の精神的ケアの専門誌)でのことだった。

 そのときはほとんど無視されたこの論文が、再び日の目を見たのはオーツの著書『ワーカホリック・・・働き中毒患者の告白』が出版されたときだった。

 この本はたちまちベストセラーとなり、ワーカホリックという言葉は国際的にも流通し始めた。日本にもワーカホリックという言葉は、日本人の勤勉さを揶揄する言葉として導入された。私たちは、この言葉にいささかの侮蔑を感じたものだった。

 オーツの定義するワーカホリックとは、「働くことをやめられない人間であり、生きていくためにさらに大量の労働を要求する人間だ」。

 日本人は敏感に反応した。残業を厭わず、その一方で残業を喜ぶ気持ちを持ち続けている自分を発見したのだ。あまつさえ、ワーカホリックと呼ばれることを誇りに思うような輩まで出現したようだ。

 『働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち』(トム・ルッツ著、小澤 英実 、篠儀 直子 訳、青土社)という本は「なまけもの」と呼ばれた人たちの社会的、文化的系譜を追った異色の本だ。

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