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「メタでコミュニケーション」が嫌な流れをリセット

居心地よいチームは“仕切り直し”で作られる!

  • 鈴木義幸

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2008年9月16日(火)

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 メタ・コミュニケーションというコミュニケーションの技術があります。

 「メタ」という接頭語には、「上から」や「離れて」といった意味があります。つまりメタ・コミュニケーションは、そこで交わされているコミュニケーションを上から、あるいは離れたところから眺めて、気がついたことをその場で話題にすることです。

 とりたてて難しいことを口にするわけではありません。例えばこんな発言に覚えはありませんか?

「なんか最近チームが暗くない? どうすればもっと明るくなるかな」
「この会議、限られた人しか発言しないよね。なんでだろう?」
「なんか自分のことでみんな精一杯になってるよね。もっと他人に対して関心を持とうよ」

 その場で起こっているコミュニケーションについて、みんなが薄々気づきながらも口にはしていないことを口にする。口にするだけでなく、どうすれば次のステージに移れるかを問いかける。あるいは提言する。

 そうすると、現状認識が共有され、次にどうするのがいいかを場にいる人たちが考え始めます。これだけで一気に状況が好転するわけでは必ずしもありませんが、良好とはいえない流れをストップさせ、リセットをかけようという意識が芽生えます。

あちこちから「みんなどう思う」の声

 昨年9月、大学卒業以来18年間プレーしていなかったラグビーを再びやることにしました。入部したのは、創立20年の地元のラグビークラブです。メンバーは大半が30歳以上、中には60歳を過ぎている人もいます。世代も出身校もばらばらなラガーマンが40人近くメンバーとしています。

 入ったときから思っていたのですが、このクラブの雰囲気がとてもいい。簡単に言えば、このコラムのタイトルのように“風通し”がいいのですね。なぜだろうかと漠然と思っていましたが、最近、メタ・コミュニケーションが多いからだということに気づきました。

 しかも1人だけでなく、複数の人が全体に対してメタ・コミュニケーションを頻繁にしかけるのです。練習の終わりのミーティングでも、こんな会話があちこちから聞こえてきます。

 「なんかバックスが弱気じゃない。もっとフォワードにがんがん言ってくれるといいんだけどな。みんなどう思う?」

 「キャプテン、遠慮してない? みんなどう動いたらいいか迷っちゃうよ。もっとがんがん声が出してくれるといいな」

 試合中でも誰からともなく声が掛かります。

 「複雑なサイン出しすぎだよ。みんな動きづらいからもっとシンプルな攻撃で行こうよ」

 メタ・コミュニケーションが起こるたびにリセットをかけようという動きがメンバーの中に起こります。もちろん、「やっぱり複雑なサインで行こう!」と、提言が却下されることもあるわけですが、いずれにせよ、何かにじっと我慢して耐えなければいけないという雰囲気が全くありません。

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