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「初代テレビゲーム世代」はいつ目覚めるのか

2008年9月19日(金)

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 当たるも八卦。当たらぬも八卦。ひさしぶりに、デジタル・エンタテインメント業界の遠い未来を強引に読み解く「長期予報」をお送りします。

 ズバリ言い切ってしまいましょう。次なる大きな変化のカギを握るのは、現時点で50歳~60歳の人たちだ! と予言しておきます。変化のタイミングは、早ければ3~5年後あたりに訪れるでしょう。

 なにそれ? と疑問に思った方は、ぜひ周囲を見回してみてください。

 10年ほど前は「パソコンが苦手だ」という上司が、けっこう散見できたと思いますが、いまは変わってきていませんか? パソコンが苦手な人は、激減しているはずです。たいていの人たちが、さほど得意ではなくとも、仕事としてパソコンを扱えて、メールのやり取りくらいはできるようになっています。

 これ、なぜだかわかりますか?

 じつは、この世代こそが、「初代テレビゲーム世代」だからなんですよ。彼らこそが、日本において、遊ぶためにコンピュータに触れた最初の世代なのですね。

30年前のゲーマーたち

 「ブロック崩し」の登場は1976年。そして日本初の大ヒットゲーム「スペースインベーダー」の登場は、1978年です。

 日本中にゲームセンター(当時はインベーダーハウスとも呼ばれました)が乱立しました。みんながこぞってテレビゲームに夢中になった時代が到来しました。この当時、学生だった人は50歳代に突入しています。若い独身サラリーマンだった人たちは、そろそろ60歳前後になっている。

 この世代の人たちは、「コンピュータってのは、入力すると、反応が返ってくる装置のことだ」という、もっとも基本的な概念を理解している。だからデジタルなモノに対する恐怖感が薄い。この世代を境に、パソコンを苦手にしない人が急増する理由のひとつが、ここにあるのです。

 もう、おわかりですね。3~5年後には、この「初代テレビゲーム世代」の人たちが、そろそろ定年退職を迎え始めます。ここに、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性があるのです。

「ゲームを現役時代に楽しんだ定年退職者」が大量に出現

 定年退職をした人をターゲットにしたビジネスは、数多く存在します。「熟年夫婦のための豪華旅行」みたいなビジネスが、その典型でしょう。たっぷりと時間を使える世代をターゲットにして、あらゆる業界がビジネスチャンスを探しています。

 しかし、これまでの世代と違うのは、彼らが「趣味でテレビゲームをする」ことに違和感を感じない、日本における最初の「テレビゲーム世代」だということ。そんな世代が、たっぷりと時間を使えるようになる。そんな独特の市場が、世界に先駆けて、日本で初めて誕生するのですね。

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「「初代テレビゲーム世代」はいつ目覚めるのか」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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