• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【2】パニック発作は、高速運転中に起きた

ハンドルを握る手は震え、冷たい汗が出て…

  • 藤岡 清美

バックナンバー

2008年10月17日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回の記事に、たくさんのご感想やご指摘のコメントをお送りいただき、ありがとうございました。

 前回は、心療内科や精神科に携わる専門家の方々をすべて「カウンセラー」と表記していましたが、読者の方から「カウンセリングと診療とは異なる」というご意見をいただきましたので、今後は「専門家」あるいは「エキスパート」という表現で、お話をさせていただきたいと思います。

 「心療内科」についても、厳密には病気を、それを取り巻く環境(心理的要因、社会的要因など)との相関関係も考慮しながら総合的に治療していく診療科であり、精神科とは異なるものです。ただ多くの心療内科が、パニック障害を心療内科が専門とする「心身症」として扱っていることや、私自身が心療内科で診療を受けたことから、話の舞台は引き続き「心療内科」とさせていただければ、と思います。

 今後も皆さんのご感想やご指摘をお待ちしております。

****

 それは、突然襲ってきた―。

 まるでサスペンスドラマの出だしのようですが、一言で言えばこんな感じでしょうか。

 「最初の」パニック発作の恐ろしいところは、突然やってくる、ということです。しかも一番やってきてほしくない時に。多くのパニック発作は、そう立て続けに起こるものではないと思うのですが、一度経験してしまうと、次にいつ起こるか分からないという漠然とした不安にとらわれるのです。これを「予期不安」と言い、それらが心身や日常生活に支障を来す状態を「パニック障害」と言います。

 私のパニック障害の歴史を仮に6年間とすると、2190日分の中で、「発作が出るのでは」というたった1日の「予期不安」というトラウマのために、2189日を費やしてきたという計算になります。経営で習う「シックスシグマ」(不良品の発生率を100万分の3.4に抑える)より確率は高いのかもしれませんが、どこをどう考えても、起きるよりは起きない確率の方が圧倒的に高いのです。なにしろ発作自体は数分で治まるので、例えば喘息のような慢性的な発作をお持ちの方からすれば「そんなのは、病気のうちに入らない」と言われてしまうかもしれません。

「次にいつ発作が起きるか」に悩まされる

 発作よりもむしろ厄介なのは、予期不安です。これはもうノストラダムスの大予言のようなもので、「それはやってくる、必ずやってくる、そしてそれはとても大変なものだ!」という恐怖感が心のどこかを支配し、それを怖がっているのか、あるいは怖いもの見たさで期待しているのかさえ分からない…。しかもその不安が、新たな発作や鬱(うつ)のような状態を生み出すこともあるなど、本当にたちの悪い障害なのです。

 私が自覚したパニック発作は、6年前に遡ります。今考えると本当に間抜けな話なのですが、この話抜きに私のパニック障害は語れませんので、少しおつき合いください。

コメント0

「"心の壁"にぶつかったら~カウンセリングのすすめ~」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック