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「らしさ」が戻った――ジョン・デーリー

They were only trying to protect me.(みんなオレのためにやってくれたことだ)

  • 舩越 園子

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2008年11月20日(木)

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 ほんの1か月ほど前、ジョン・デーリーの話をここで書いた。近年の絶不調を「あの出来事、あの女性のせいだ」と語ったデーリーに、私はちょっぴりがっかりしたという内容だった。

 あの女性――4度の離婚を経験しているデーリーゆえ、女性なんて言ったら、元妻や前妻だと勘違いされてしまうかもしれない。が、「あの女性」とは縁も所縁もないギャラリー女性のこと。昨春の試合中、デーリーがバックスイングに入ったところで、その女性が隠し持っていたカメラのシャッターを切り、スイングを途中でやめようとしたデーリーは首から肩にかけての筋を痛めて棄権する羽目になったのだ。

 破天荒人生を送り、大人になりきれない大人を地でいくデーリーなのだから、あの出来事だけを絶不調の根本原因のように恨みがましく言ってほしくないなあと思えて仕方がなかった。

 だが、デーリーが「あの女性」のことを語った数日後、彼の身の上にまたまた事件が起こった。オレンジ色の収監服を着せられ、両目を半開きにしたデーリーの写真が出回り、「とうとうジョン・デーリーが逮捕された」というニュースが流れたのだ。
コトの真相は、それから数日後、デーリー自身によって明かされた。彼は犯罪を犯したわけではなかったが、収監されたのは本当だった。

 飛行機が大嫌いなデーリーは、米国内の移動に自家用の豪華バスを利用している。10月末、デーリーはそのバスをノースカロライナ州内の全米チェーンレストラン「フーターズ」の駐車場に停め、酔っぱらって車内で眠っていた。デーリーの友人たちとバスの運転手は、両目を開けたまま眠っていたデーリーの姿を見て、死んでいるのだと思ったそうだ。

 運転手の通報で警察と消防の救急隊が駆け付けたとき、デーリーは目を覚まし、「一体、何がどうなってるんだあ?」

 デーリーは、もちろん死んではいなかったが、極度に酔っている場合は収監して酔いを覚まさせるべしという同州の州法に従い、連行されてしまった。しかし、なぜわざわざ収監服まで着せられてしまったのか、なぜ写真が世間に流出したのかは謎のままだ。

「オレの人生は今、すべてが悪いほうへ向かっている」と、すっかり落胆した様子で心境を吐露したデーリー。

 先日の「あの女性」の話に続き、今回もまた愚痴ばかりをこぼすのだろうと思ったのだが、彼は意外にも、こう言った。

They were only trying to protect me.
(みんなオレのためにやってくれたことだ)

 最近のデーリーなら、いや大抵の人間なら、「眠っていただけなのに警察なんか呼んでしまったから大騒ぎになったじゃないか……」と、恨み事の1つも言いたくなる話だ。

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