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30代の4人に1人は親子連結 ~家計、会社にも国にも頼らない人生のために【4】

あなたも連結予備軍

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2008年11月28日(金)

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親と子が生計を1つにする連結家計。
逆風の中での生活防衛策だ。
その親子連結も実は疲弊し、揺らいでいる。

* * *

2007年6月25日号より

消費型から生活防衛型へ、連結家計のあり方が大きく変化している。
賃金が上がらず、将来不安だけが膨らむ厳しい現実が背景にある。
家計は生き残りのための連結に否応なく追い込まれていく。

(馬場 完治、宇賀神 宰司、石川 潤、蛯谷 敏)

 アンケートの対象は、これからの経済活動の中核を担う30代。親からの経済的支援などを聞き、1082人から有効回答を得た。

 明らかになったのは、親に頼らざるを得ない30代が、実に約4人に1人は存在するという事実だ。両親に定期的な資金援助や手伝いをしてもらっているか聞いたところ、「してもらっている」と回答した人は23.8%に上った。

 過去に同様の調査を実施していないため、この数値が多いのか、少ないのかの評価は判断が分かれる。だが、4人に1人が親の支援を受けている結果は、親子の連結家計が決して例外としては片づけられない存在となっていることを物語る。

 さらに、支援を受けている人のうち、7割近くが、親からの支援が受けられなくなると「生活が成り立たない」「成り立つが苦しい」と回答した。

 親に頼る30代の実態は次のようなものだ。毎月必要になる金銭の支援を受けていると回答した人の内訳は、生活費が32.0%、住居費が10.9%、子育て費が8.2%。住宅や自動車といった資産購入でも、親の支援を受ける30代は26.1%と全体の4分の1を上回った。その内訳は、「住宅購入の頭金の負担」が60.9%(平均支援額は598万3000円)、「自動車購入代金の全額、または一部の負担」が37.0%(同127万8000円)、「借入金の返済」が14.2%(同177万4000円)だった。

 こうした親にすがる30代に対し、支援をする立場にある親世代の家計はどうなのか。実は、彼らも決して余裕があるわけではない。その親子連結の意外な実態をご覧いただこう。

 マスオさん現象、母娘消費、シックスポケット──。これまで連結家計は、お金に余裕のある親におねだりしてワンランク上の生活を楽しむ、贅沢な家族の形態として語られてきた。その裏には、自分たちの生活は苦しくても、最後は裕福な親が助けてくれるという暗黙の前提があった。本誌のアンケート結果で明らかになったのも、親に頼ることで生活を成り立たせている30代の姿だ。

 しかし、現在の親は子供を苦境から救えるほどに豊かなのだろうか。

1年で軽自動車1台分を倹約

 本誌は住友信託銀行の協力を得て、50代後半の団塊世代と30代前半の団塊ジュニア世代の平均的な収支と貯蓄の状況を家計調査などを基に調べた。さらにこの2つの世代を親子と見なし、家計を連結させた場合の「団塊親子」の実力について試算した。同じ方法で10年前の50代後半、30代前半の連結家計の状況を調べ、団塊親子と比較したのが下の図だ。

図・連結家計の状況

 結果として見えてきたのは、10年前に比べて子世帯はもちろん、親世帯の収支と貯蓄の状況も大幅に悪化しているという危うげな姿だった。連結で見ると、親子の窮境がさらにくっきりと浮かび上がった。

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