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チョコレートとカカオポリフェノールの健康知識【第3回】

免疫機能を高めるチョコレートの働き

  • 原田英子

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2008年12月10日(水)

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 映画『ショコラ』で描かれる、古い因習にとらわれた村にチョコレートがもたらした不思議な効果。チョコレートは人々の閉ざされた心を開く「愛と癒やしの処方箋」といった側面も持っている。『美味礼賛』のブリア・サヴァランもまた、チョコレートの効用に紙幅を割いている。近年、チョコレートにGABAなどを添加して機能性を高めた商品も登場している。前回までに引き続き茨城キリスト教大学の板倉弘重教授に聞いた。(聞き手:ビジネス局企画編集部 阪田英也)

――カカオポリフェノールの血流改善効果などのほかにチョコレートの有効成分にはどのようなものがありますか?

板倉:血液が濃縮してくると血栓の元になるので、水分の補給も非常に大事になります。ただ、水分だけでは必要なエネルギーとかミネラル、ビタミンが補給できませんので、同時にそのような成分の含まれている食品を摂ることが必要です。

茨城キリスト教大学の板倉弘重教授

茨城キリスト教大学の板倉弘重教授

 チョコレートには、ビタミンEやナイアシンなどのビタミン類、カルシウムや亜鉛、リンなどのミネラル、カテキンやアントシアニンも豊富です。

 怪我や火傷、感染症などで救急搬送されてきた患者に、チョコレートを食べさせて効果を上げたという例が、シンポジウムで発表されています。チョコレートは噛まなくても自然に溶けて入っていく。そして腸内でいろいろな細菌を抑え、異常発酵を抑えてくれる。

 その結果、免疫機能が高まって回復力が上がってきます。また、便が臭くなくなるという余得も報告されています。

 アメリカでは、食欲がなくなった重症患者にチョコレートを与えるなど、医療の場で広く使われています。子どものころから慣れ親しんだ味だからか、吐き気がするときや気持ちが悪いときなどでもチョコレートなら受け付けるということのようです。ブドウ糖を注射しなくても、チョコレートを食べれば糖分を補給できる。それが神経系だけでなく体のエネルギーにもなります。

――カカオポリフェノール、赤ワインのポリフェノール、また、蕎麦ポリフェノールなどがありますが、ポリフェノールの働きはどれを摂取しても同じですか?

板倉:抗酸化作用があるという点は共通しているのですが、ポリフェノールの種類によって、水に溶けやすい、タンパク質とくっつきやすいといった違いによる差があるので、少しずつ作用も異なってきます。

 特に一番の違いを持つのは、大豆ポリフェノールです。大豆ポリフェノールには、女性ホルモン様作用(女性ホルモンの似た作用)があるので、乳がんや骨粗鬆症、更年期障害などに対しても、ある程度の効果が期待されます。

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