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プロは「ビジョンづくり」を繰り返す

現実を理想に近づける“選択的知覚”

  • 鈴木義幸

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2008年12月8日(月)

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 去年から今年にかけて私どもの会社では、10名のスタッフが結婚しました。適齢期のスタッフが多いとはいえ、100名の会社でこの数。「婚活」などという言葉が飛び交う時代にあって、なかなかのがんばりです。

 社長の私も、式や披露宴、あるいはパーティーに呼ばれます。たいてい最後に新郎の挨拶があって、「これから2人で、笑い声の絶えない、暖かな家庭を作っていきます」といったことが語られます。マイクを握る彼らには、「家庭の風土ビジョン」があるんだな、と思うわけです。

 話題は変わって企業向けのトレーニング。

 先日、大手製薬会社さんで新任の営業所長を対象としたリーダーシップトレーニングを実施しました。プレーヤーだった人が、営業所という一国一城の主に。みな目を輝かせて、こちらの話を聴いてくれます。

 「どんな営業所を作りたいですか」と問いかければ、「みなが自由に意見を出し合え、お互いが信頼感で結ばれ、高い意志を持って目標に進んでいく、そんなに営業所にしたいと思っています」と、真剣な眼差しで語ってくれます。新任の営業所長さんにも「職場の風土ビジョン」があるわけです。

最初の「フェアウェイ狙い」はどこへ?

 クライアントの大手複写機メーカー役員と、風土改革について語りあったことを思い出します。

 「鈴木さん、最初は誰でもフェアウェイを狙うもんだよ」

 「フェアウェイ?」

 「そう。ゴルフで最初からOB狙ってるやつはいないよね。まずは良い所にボールを落とそうと思う。ところが何度もラフやOBに打ち込んでいると、『もうフェアウェイじゃなくてもいいや』となってくる。風土も同じでさ、課長や部長になりたての頃は、『よし、こんなチームにしていこう』と、理想を思うわけよ。

 ところが、小さなミスコミュニケーションが重なると、だんだん思いが逸れていく。いずれ初心はどこへやら。『組織なんてこんなもんだよ』とあきらめてしまう人も出てくる。でも最初、彼らには理想としていた風土があったはず。それを実現させてあげたいんだよな」

 最初は誰でもフェアウェイを狙う。家庭、チーム、部、会社をこんな風にしたいと、その“責任者”たちはビジョンを描く。ところが多くの場合、最初に描くだけで、何度も思い浮かべたり、内容を更新したりはしません。

ビジョンを描けば実現性が高まる

 本来、ビジョンとは青写真ではなく、何度も上から塗り重ねていき、しっかりとした輪郭と色彩と立体感を出す油絵のようなものだと思うのです。

 ゴルフを習ったとき、レッスンプロから問いかけられました。「鈴木さん、アマとプロの違いって何だと思いますか」。

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