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悲観より、根拠なき楽観を世に広める度量を

  • 山崎 雅保

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2008年12月8日(月)

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 このコラムに「笑いを潜ませる気分」で原稿を書けていたのは、しばらく前までのことでした。

 夫として土壇場だよ。父としても土壇場だぜ。ご同輩諸兄よ、夫として父として人間として、己が心をしっかり培い、深めないと妻子に見限られちまうかもしれないよ。危機感持った方がいいよ。

 以上の思いは「土壇場の『夫学』」の通奏低音であり、書き手であるボクも男性の1人として、いささか自嘲的な笑いを楽しんでもいました。

 そんな昔が懐かしいなあ。今や「オヤジの土壇場」なんかにかまっちゃいられないご時世になっちまいましたね。

 不安と恐れに翻弄されたら、それだけで大損だってくらいは先刻承知。だけど、世界各国ともども日本もやっぱり“経済的土壇場”に立たされているのは明々白々たる事実。先行きの不安にオロオロし、さらにローンまみれときた日には、恐怖に襲われるのも仕方ありません。

女性や若者にも悲観ムードばかりの未来図が…

 経済については全くの門外漢たるボクに、事態の深刻さの度合いなど皆目見当つきません。だけど、日々をひたすら生きる人々個々の心に不安が深く浸透し続けている様子はよく分かります。

 オヤジたちの心はともかくとして、女たちの心や、若者たちの心、そして子供たちの心に、悲観トーンの未来図ばかりが去来しているのではないかと気掛かりです。

 「なんかさ、これからはいいことないみたいだね」
 「これまで以上に苦労の多い日々を過ごすことになるんだろ?」
 「心豊かな未来なんか夢のまた夢だね」
 
 「揚げ句に地球温暖化。人口激増。食糧危機。ついには水まで危機なんだとさ」
 「やっぱり結婚は無理だなあ」
 「私は結婚できたけど、子供はあきらめるしかないみたい…」

 100年に1度の危機。未曾有の危機。この危機は、経済専門家の言う「実体経済」にどれほどの影響をもたらすんでしょうかね。

 仕事柄もあって、物事の成り行きを楽観的に思う傾向が強いボクでさえ「こりゃ困ったことになっちまったかも」という気分に傾きがちです。

「大丈夫、必ずなんとかなる」と念じて歩む

 けれど、そうであればなおさらですよ。こんな土壇場こそが「オヤジの度量」の見せどころだよ、と思い直すんです。

 カウンセラーという仕事を通じて、ボクは気づきました。

 「悲観するにも根拠はない。ならば楽観するにも根拠はいらない」

コメント3

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