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正直で美しき敗者――J.Pヘイズ

It is no guarantee at success but it still helps.
(成功はなくても、この方がいい)

  • 舩越 園子

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2008年12月18日(木)

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 来季の出場権を競い合う米PGAツアーのQスクール(予選会)が12月8日に終了した。上位25位タイ以内に食い込んだ28名が晴れてツアーカードを手にしたのだが、そこに至るまでの道程は長く険しいものだった。

 2006年から男子のQスクールには「予選の予選」に当たる4日間のプレクォリファイというものが設けられ、その道は一層厳しくなった。このプレを通過した後、4日間の1次予選、4日間の2次予選、そして6日間の最終予選となる。もっとも、PGAツアーや2軍のネイションワイドツアー、あるいは海外ツアーにおけるこれまでの実績等に応じて、いきなり最終予選にトライできる選手もいるのだが、逆に、PGAツアーで長年戦ってきたベテラン選手であっても、その年の成績が悪ければ、2次予選からの挑戦を強いられる。

 今年のQスクールで、その典型だったのが、J.Pヘイズという選手だ。すでに43歳。テキサス大学卒業後、1989年にプロ転向。以後、Qスクールを受けては合格してPGAツアーに参戦し、ツアー参戦しては成績が悪くてQスクールに逆戻りという生活を繰り返してきた。それでも、97年以降、1度もツアーカードを失ったことはなく、10年以上もの間、PGAツアープロの地位を保ち続けてきた大ベテランだ。

 ツアーでの優勝は、わずか2回だけ。初優勝となった98年のビュイッククラシックでは「優勝賞金以上にうれしいのは、2年シードがもらえたこと。長い間、Qスクールの申込書を書くのが毎年の恒例になっていたけど、今年は初めてそれをやらずに済むんだからね」と表彰式で語った。それほど、Qスクールはヘイズにとって「縁深い」ものだった。

 そんなヘイズが今年、またしてもQスクールへ逆戻りとなった。賞金ランク176位と低迷したため、2次予選からの受検。しかし、2日目の夜、PGAツアーに電話をかけ、自ら失格を申し出た。

 Qスクールで失格となれば、来季のフルシード権は諦めざるを得ない。だが、それでもなおヘイズが発したこの言葉は、最高に格好良かった。

It is no guarantee at success but it still helps.
(成功はなくても、この方がいい)

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