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一生の部下「声」を上手に操るメソッド

ボイストレーニングで声のストレスを解消--弓場徹氏(前編)

2008年12月18日(木)

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 忘年会が続くこの時期をはじめ、接待、合コン、デートとカラオケで歌う機会には事欠かない。楽しそうに歌う人がいる一方、音程のとれない歌音痴(うたおんち)の人にとっては憂鬱に感じる時間だ。自分の声なのに、思い通りに歌えないのはなぜか? 従来のボイストレーニングは、そうした単純素朴な疑問にあまり答えてはくれなかったようだ。

 身近なはずの自分の声がいちばんのストレスになっている。そんな問題を解決するにはどうすればよいか。

 弓場徹さんは、発声機能解剖生理学に基づいた発声機能制御理論「YUBA理論」の上に構築された「YUBAメソッド」の創始者であり、世界初の、科学に基づいた音痴矯正法の開発者でもある。声楽家&ボイストレーナー、著述家、コンテンツクリエーター&プロバイダー、それに医学研究を行うといった七変化の活躍をしている。

 ストレスのない声は人の心にも響くはず。どうすればそんな声を手に入れられるだろう。

--弓場先生は、呼吸コントロールや声を当てる位置といった従来のボイストレーニング方法とは全く異なった新発声法「YUBAメソッド」を開発されています。人前で話したり歌ったりするような状況に置かれると、途端に声が出なくなったり、裏返ったりする人も多くいます。過度に緊張すると、声も本来の力を生かしきれなくなるのですか?

弓場:ええ、特に歌うときは如実に現れます。たとえば、トレーニングしないままだと「アーアーアーァ……」(弓場先生、高音から低音へと歌う。が、裏声と表声の変わり目でつまずいてみせる)という具合に、“換声点”(表声と裏声の転換点)でバランスを失うケースが多く見受けられます。

弓場徹(ゆうば とおる) 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。三重大学教育学部教授。2001年、コロンビア大学客員教授、2002~2008年、東京大学医学部客員研究員。日本耳鼻咽喉科学会会員、日本音声言語医学会会員。発声研究家、声楽家(テノール)。米国、カナダ、イタリア、ブラジル、中国でコンサートや講演等を行っている。ニューヨークでオペラカンパニーのオーディションに合格。パフォーマンスは米国の『ウェストサイダー』誌に“一級の歌唱”と評された。新発声法「YUBAメソッド」は外務省より世界110数カ国に紹介され各国のTVニュースで報道。『奇跡のボイストレーニングBOOK』(主婦の友社)、DVD『歌う筋肉の秘密』(ビクターエンタテインメント)等、作品多数。公式サイト「GOOD-VOUICE.com」。以下のサイトで弓場さんの音声を聴くことができます。日テレ「ドリームビジョン」。

弓場徹(ゆうば とおる) 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。三重大学教育学部教授。2001年、コロンビア大学客員教授、2002~2008年、東京大学医学部客員研究員。日本耳鼻咽喉科学会会員、日本音声言語医学会会員。発声研究家、声楽家(テノール)。米国、カナダ、イタリア、ブラジル、中国でコンサートや講演等を行っている。ニューヨークでオペラカンパニーのオーディションに合格。パフォーマンスは米国の『ウェストサイダー』誌に“一級の歌唱”と評された。新発声法「YUBAメソッド」は外務省より世界110数カ国に紹介され各国のTVニュースで報道。『奇跡のボイストレーニングBOOK』(主婦の友社)、DVD『歌う筋肉の秘密』(ビクターエンタテインメント)等、作品多数。携帯電話サイト「ゴルゴンゾーラ」のコンテンツ「奇跡のカラオケ教室」でも YUBAメソッドのレッスンを紹介。 公式サイト「GOOD-VOUICE.com」。以下のサイトで弓場さんの音声を聴くことができます。日テレ「ドリームビジョン」。

 ピアノだと鍵盤を順に叩いていけば、亀裂なく音が連なっていきます。しかし、人間の声だとそうなりません。

 でも、正しくトレーニングすれば上達します。「ひとり酒場で 飲む酒は~」(弓場先生、美空ひばりの「悲しい酒」を歌い出す。聞き惚れる取材スタッフ)というように、裏声と表声を自由に行き来できます。

 話し言葉でもそうです。大勢を前にした自己紹介で、緊張のあまり声が裏返る人がいますね。話す方も聞く方もストレスがたまります。自然に解決できることではないので、人生のどこかで正しい声の出し方、発声機能の使い方を学習する必要があると思います。

「勝手な解釈」の果ての歌唱法

--歌音痴や過度の緊張からくる声の裏返りも気持ちの問題ではなく具体的な方法によって解決への道が開けるというわけですか?

弓場:はい。喉は取り替えることができないので、ただ悩むよりいかに付き合うかを積極的に考えた方がいいですね。   

 ただ、歌音痴の人は音程が取りにくく、なかなか歌が上達しません。喉は見えない位置にあって対象化しづらいからです。ボイストレーナーに「声帯を伸ばして高い音を出して」と言われても、手に取れるような楽器じゃないからそう簡単にできるわけではありません。

--従来のボイストレーニングでは、表声から裏声の転換の際に起きる声の裏返りに注目していなかったのでしょうか?

弓場:どう指導していいか、本当はあまりわかっていなかったのだと思いますよ。驚くべきことに、これは声楽の盛んなイタリアでも同じです。

 声楽研究のため何度もイタリアを訪れましたが、声楽教師は換声点で「声を回しなさい」「声をもっとかぶせて」などと指導していました。

 有り余る素養の持ち主ならそういう指導でもそれなりの成果があるかもしれませんが、裏声で必ず声のひっくり返る人は、いつまで経っても解決できない。それで歌えるようになるのは、ほぼまぐれに近い。

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