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憎めない人は「してほしい」を口にする

今日からできる“指示”と“要望”の使い分け

  • 鈴木義幸

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2009年1月13日(火)

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 年末年始の休みに、帰省しました。伊豆の伊東駅のすぐ裏側に生家があり、今年70歳になる母がひとりで暮らしています。

 年々、母は「いやなことはいや、欲しいものは欲しい」といった具合に、自分に好ましい環境を積極的に求めるようになってきました。悪く言えば“わがまま”なのですが、欲求を実現するためにとてもストレートに私をはじめ、周りに“要望”をします。

 「ちょっと私の話、聞いてよ」
 「あの人とは会いたくないから、そう伝えて」
 「2日はお寿司を食べに連れて行って」

 昔は、もっと遠慮のある、どちらかといえば、“人のいい”タイプだったと思うのですが、夫(私の父)を亡くして約9年。もう怖いものは何もないのでしょう。次から次へと要望を飛ばします。「これをしてほしい。それはしないでほしい」と。

 3日も一緒にいると、言われる方はぐったりしてきますが、本人はとても調子がよさそうです。遠慮がちだったときより、肌つやがよく、声に張りがあり、目はきらきら。おそらく母の周りにはさわやかな風が吹いているのでしょう。すがすがしい顔つきをしています。

その伝達は、指示? 要望?

 周りに対してストレートに要望を言える人は、自分にとって快適な環境を作ることができます。

 「自分の話を聞いてほしい」「話しかけたらしっかりと答えてほしい」「無視しないでほしい」「プロジェクトに力を貸してほしい」「メールの返事はすぐにほしい」

 ためしに、自分が周りに求めていることをできる限りたくさん書き出してみてください。とことんわがままになって、「これをしてほしい。それはしないでほしい」と書き綴る。

 要望リストのうち、普段どれくらい周囲に伝えているか検証してみてはどうでしょう。もちろん30個なら30個の要望を「こうしてほしい」と人に伝えたとしても、すべてが叶うわけではありません。それでも、たくさん要望する分だけ、満たされる欲求は増えますし、自分の快適さは高まります。

 息苦しく快適でもない環境で妥協している人は、周囲への要望がおそらく少ないのだと思います。

 人に何か行動を起こしてほしい(あるいはやめてほしい)とき、その旨を伝える手段は大きく2つあります。「指示」と「要望」です。

 指示というのは、組織の中で、上の人が下の人に下すものですね。相手に“イエス”を強く求めますし、それに対する拒否権は上下関係が厳格であればあるほど、小さくなります。

 一方、要望は、一個人である“私”から一個人である“あなた”へ伝えるリクエストです。上司や部下といった立場を脇において、役割を脱ぎ捨てて、自分はどうして欲しいのかを相手に伝える行為といえます。

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