• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

意味のない会話をいたしましょう

2009年1月29日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 受像機としてよりも、バスタオルをひろびろと干す場として重宝されていることの方が多い我が家の37型が本来の役目を果たしたのは、私がここでこういうことを書いていることを知っている、知人からの連絡があってのことでした。


 ご覧になりましたか、NHKスペシャル。「シリーズ 女と男」という番組です。
 1月11日と12日、それから18日の3回に分けて放送されました。キャッチコピーの「最新科学が読み解く性」という小難しい雰囲気にちょっとたじろぎましたが、実のところはとてもとっつきやすい番組でありました。

 中でも私がかぶりついて見たのは、第1回の「惹かれあう二人 すれ違う二人」

 ありがたいお知らせを携帯メールで受けて、この時間帯にテレビの前にいそうな何人かの知り合いに「NHKで面白そうな番組やるよ」とメールしてテレビをつけると、 1993年の発売時に一世を風靡した「愛はなぜ終わるのか? 結婚・不倫・離婚の自然史」の著者も登場しておりました。

 番組の前半は、男女はそれぞれお互いのどこを見て惹かれあうのかとか、恋愛中はどのような思考回路になりがちなのか、そしてそれに性差はあるのかとか、また、4年で離婚するカップルが多い(国連の統計でもそうなんだそうです)のはどういう理由に基づくと考えられているかなど、もっと若いうちに知っておきたかった、いやそれを知ってしまっていたら青春は楽しくなかったのではないかと思わせるような話が続きます。

 そして、ワシントン州立大学のジョージ・ゴッドマンさんという先生が現れます。彼は、「目の前のカップルが離婚するかどうかは、会話のパターンを分析すれば、85%の確率でわかる」といった意味のことを言いました。

 ホントに? と思いますよね。
 なぜ、そんなことがわかるのか?
 どうやったら、わかるのか?

 ゴッドマン先生は、カップルに、ふたりっきりで15分間話をさせ、その会話を分析します。

 興味津津!と思ったところでメールです。
「ふたりで15分間話ができるって時点ですごいと思う。俺には無理」
 送信者は40代後半男性。既婚者です。

 あらまあそういうもんなんでしょうか。
 という私の感慨はさておいて、番組は進みます。

 ゴッドマン先生が、話を聞き始めて早々に「これはアウト」と判断したカップルの会話のパターンは、以下のようなものでした。

 もともとは、お互いの関係を良くしようとして始まったのですが・・・。

男:(ある事実について)女性の行動を批判する。
例)こういうことをするのは間違っているのではないか。

女:男性の発言から自分の身を防御する。
例)なぜそんなことを言うのか。私の何が悪いのか。

男:自分の発言を正当化するため、第三者の視点を持ち出す。
例)悪いのが分からないのか。みんなおかしいと思うに決まっている。

女:見下されたと感じて悲しくなる。
例)どうして私のことをそんな風に決めつけるのか。

 と、こんな感じで、話を避けるようになる。
 それが離婚につながる、というものでした。

 ちなみに、会話を打ち切るのは85%が男性だそうです。理性的に話ができなくなって、本能的にそういう行動に出るのだ、というのがゴッドマン先生の解説でした。

 そしてさらにゴッドマン先生は、こうやって会話が噛み合わなくなるのは、「男性側が女性の気持ちを読み違え、余計なことをするのが原因だ」とおっしゃいました。

コメント32件コメント/レビュー

アラサー独身女性です。NHKの番組は見ていませんが、15分の会話のパターンを見て心底驚きました。コラムの続きが読みたいがために、NBonlineの会員登録をしてしまったほどです。私はあの会話のパターンで何人もの男性と別れました。多くの女性はあの会話の流れに耐えており、私の我慢が足りないのかと思っていました。男性が女性を批判するのは、その女性に愛情が無いからだと理解しています。が、愛情が無くても何故か執着心は強いようです。是非理由が知りたいです。同性の場合はどんな場面でも心情が予測できるのですが、男性の気持ちは全然分かりません。ちなみに意味の無い会話、大好きです。10時間でも20時間でも話せます。男性も意味の無い会話、好きそうに見えますが。(2009/02/14)

オススメ情報

「女々しい男でいこう!」のバックナンバー

一覧

「意味のない会話をいたしましょう」の著者

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

アラサー独身女性です。NHKの番組は見ていませんが、15分の会話のパターンを見て心底驚きました。コラムの続きが読みたいがために、NBonlineの会員登録をしてしまったほどです。私はあの会話のパターンで何人もの男性と別れました。多くの女性はあの会話の流れに耐えており、私の我慢が足りないのかと思っていました。男性が女性を批判するのは、その女性に愛情が無いからだと理解しています。が、愛情が無くても何故か執着心は強いようです。是非理由が知りたいです。同性の場合はどんな場面でも心情が予測できるのですが、男性の気持ちは全然分かりません。ちなみに意味の無い会話、大好きです。10時間でも20時間でも話せます。男性も意味の無い会話、好きそうに見えますが。(2009/02/14)

男が意味のないと感じる会話って、潰しの利かない身の回りの話題が多いと思うのですが、どうでしょう。 趣味などの一般的な話であれば知識として聞いてもいいかなと思いますが、自分と面識のない友人の話なんてされても役に立たないし、興味なんて持てませんからね。(2009/02/09)

NHKの番組の結論が「男は女に合わせるべきだ」で終わっているのは、「女が男に合わせることは生理学的に不可能だから」という理由の部分を、何らかの理由で伏せたために不自然なだけでなのではないでしょうか?脳の構造上、女性が男性脳を理解して理性的反応を覚えることは、男性が女性脳を理解して理性的反応を抑制するより1桁以上困難だと思われます。(2009/02/05)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

それで本当に勝てるのか。 ロマンとソロバンのはざまで葛藤しました。

金井 誠太 マツダ会長