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不景気だからこそ「気分」と「感情」を分けて考える

不安な時期こそ「自分軸」が大事

  • 平本あきお

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2009年2月4日(水)

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 連日、報道が続く「派遣切り」の話題。自動車、電機業界から、その影響は他の産業へと広がっています。景気の悪化を反映したこれらのニュース、実は人間のメンタルに大きな影響を及ぼします。

 「日本の先行きは暗いなあ」「うちの会社は将来も本当に大丈夫なのだろうか」…。景気の悪い時期は様々な不安がよぎり、モチベーションは下がりがちです。意識していなくても、普段の仕事にも影響します。

成熟した国はモチベーションが上がりにくい

 本来、国の「絶対的な」経済状況と人間のメンタルは関係がありません。そうであれば、世界第2位の経済大国である日本に住む私たちが、これほどの不安を抱えるはずはないからだです。私からは、経済力では日本に劣るブラジルの方が、よっぽどハッピーな人が多いようにも見えます。

 「絶対的」をカギ括弧でくくったのには理由があります。というのは、人間のメンタルは、国の「相対的な」経済状況と関係があるのです。「今、この国の経済は発展途上にあるのか」。これが、国民のメンタル面を規定しています。「今日は苦しいけど、明日はきっと明るいはず」。そんな希望を持てる途上国の国民の方が、はるかにモチベーションは高いのです。

 裏を返せば、経済的に成熟した国であるほど、モチベーションを上げにくいと言えます。それは、日本も例外ではありません。

 1980年代、日本は飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けていました。競合相手は、現在ほどいるわけでもなく、人も資源もふんだんに活用できました。あらゆる産業で市場は発展途上にありましたから、大半の企業業績は伸び続けました。そんな環境下では、仕事がつらくても、明日につながると信じて没頭できました。給料も、右肩上がりで伸びていた時代です。

 ところが、バブルが崩壊し、90年、2000年代と時を経るにつれて、経済は成熟していきます。新興国を中心に手ごわいライバルが次々と登場し、市場も成長の余地は小さくなっていきます。仕事はどんどんきつくなるのに、成果はなかなか出ません。わずかながらも上がっていた給料も、いつ反転してしまうか分かりません。「残業しても、残業しても活路を見出せない」。そんな気持ちが、多くのビジネスパーソンのモチベーションを下げています。

 それに追い討ちをかけるような、今回の景気悪化。こんな時、いくら上司に「やる気を出せ!」と叱咤されても、ついて行く人は少ないでしょう。

 では、どうすればよいか。不安定な時代にも「やる気」を起こすためには、メンタル面での工夫が必要になります。大事なのは、自分軸です。

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