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ゲーム機は「テレビ番組」をどう変える

2009年3月6日(金)

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 2009年のデジタル・エンタテインメント業界で、もっとも注目すべきポイントは、ゲーム機が、どんどん「ゲームを楽しむだけのもの」ではなくなっていくことです。

 もっともわかりやすい例が「映像配信ビジネス」でしょう。ゲーム機はリビングに置かれるようになり、あるいは外出先に持ち運べるものになりました。そこで「映像を楽しむ」という使われ方が、日本でも、ゆるやかに一般化していくと考えられます。

 北米では、据え置きゲーム機は、すでに映像を受信するための端末として認知されています。Xbox 360は、大手映画配給会社と組み、映画やテレビドラマなどを見られるようになっています。

 そして、遅ればせながら、日本でも「みんなのシアターWii」などのシステムが、昨年からスタートしました。ゲーム機を介して、特撮番組やアニメ番組などを中心に、過去の人気コンテンツを購入できるようになっています。

 好きなときに、好きな映像を眺めて、楽しむことができる。ゲーム機は、そういうサービスを受けるための端末になりつつあるのです。

ドラマは「配信」されたほうが自然なのかも

 これは、テレビ放送というシステムに、ささやかな打撃を与えることになるでしょう。

 たとえば今後、ドラマや映画を楽しむだけならば、テレビ放送を見る必要性が薄まっていくかもしれません。

 もともと、テレビは「用意されていた映像(たとえばテレビドラマなど)」の放送には不向きです。週に一度しか放送されないため、視聴者は毎週、同じ時間にテレビの前にいなければなりません。あるいは、視聴者側が「録画するための機械を用意し、自分で保存する」必要があります。楽しむために、視聴者は大きな負担を強いられているのですね。

 こんな商品、他のメディアでは、考えられません。

 あらゆる商品は、できるかぎり「よりお求めやすくする」「買っていただける手段を増やす」ために努力するのが当然です。でも、テレビ番組という商品は、特定の日時にしか提供されず、ユーザーがそのチャンスを逃したら、そちらの責任なのだからあきらめてください! というスタンスをとっている。よく考えると、とてもオカシイのですよ。

 これらのコンテンツを楽しむのなら、オンライン接続されたパソコンやゲーム機などのほうが有利なんですよね。好きなときにダウンロードして楽しめるようになるため、視聴者の負担が大きく軽減するからです。

テレビ放送側が得るメリット

 もちろん、ゲーム機が進化・発展することは、テレビ放送に大きなメリットをもたらす側面もあります。

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「ゲーム機は「テレビ番組」をどう変える」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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