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四字熟語を知ることが中国語を学ぶ近道

『まんがで覚える 天下無敵の四字熟語』の著者、金英氏に聞く

2009年3月24日(火)

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 突然だが、次の四字熟語の読みと意味をご存じだろうか。

「温故知新」「四面楚歌」「臥薪嘗胆」「蛇行匍匐」

 「温故知新(おんこちしん:昔のことを研究し新しい知識や道理を知ること)」や「四面楚歌(しめんそか:孤立して四方が皆敵である例え)」程度なら意味も読みも問題ない。ただ、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん:目的を達成するため長い間苦労に耐えること)」や「蛇行匍匐(だこうほふく:人を真似して学び取れないうちに、自分本来のものを忘れてしまうこと)」となると、途端に読みも意味もあやふやな方も多いのではないか。ましてや書くとなると・・・。

まんがで覚える 天下無敵の四字熟語

まんがで覚える 天下無敵の四字熟語
著者:金英、八宝漫画集団、集英社インターナショナル、1400円(税別)

 四字熟語は覚えにくい。受験勉強で苦労した人も多いだろう。そんな人に朗報だ。四字熟語の多くは中国の故事を起源としているため、四字熟語が生まれた物語を知ればぐっと覚えやすくなる。そんな発想で作られたのが本書だ。しかも物語は漫画で紹介されているので、より親しみやすくなっている。

 実は、四字熟語を知ることは中国語を学ぶ近道にもなる。漢字の国だけに、中国では日常会話の中に四字熟語が頻繁に出てくる。日本人でもなじみ深いのは「政冷経熱(せいれいけいねつ)」だろう。日本と中国は政治分野では冷めた関係にあるが、経済分野では非常に親密(熱い)な関係にあることを表した言葉で、かの胡錦濤国家主席による造語でもある。最近では「政冷経熱」が「政熱経熱」にも変化しつつあり、社会情勢の変化に合わせて新しい四字熟語が日々新たに生まれている。

 著者は15年以上も日本で中国語を教えてきた金英氏だ。日本人が苦手な四字熟語をどうしたら覚えやすくなるかと悩んだ末に、日本が世界をリードする「漫画」にたどり着いたという。そしてその背景には、民間レベルで日中の文化交流を進めたいという金氏の思いがある。(聞き手は日経ビジネス記者 坂田 亮太郎)。

―― 執筆のきっかけを教えてください。

金 英氏

金 英(きん・えい)
1965年10月中華人民共和国黒龍江省ハルピン市生まれ、43歳。85年北京師範大学外国語学科に入学、日本語日本文学を専攻。卒業後日本語通訳として働いた後、92年に来日。93年から東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻。修了後、社会人向けの語学スクールである国際ランゲージスクールなどで中国語講師を務める。中国オリジナルの漫画を日本に紹介するため「八宝漫画集団」を2007年に立ち上げた。
(写真:佐藤久、以下同)

 「四字熟語が覚えられない」という生徒の声がきっかけでした。私はかれこれ10年以上も日本で中国語を教えています。日中の関係がより深くなる中で中国語を学ぶ人も増えていますが、多くの生徒さんが苦労しているのが実は四字熟語なのです。

 中国語検定試験で四字熟語がたくさん出題されます。例えば、認定基準の中で上から2番目に位置する「準1級」の場合、300程度の四字熟語を覚えていなければ合格は難しいでしょう。

 四字熟語を解説する参考書は世の中にたくさんありますが、その多くは文字と例文を羅列したものばかり。これでは四字熟語を覚えられないという生徒の声に同情するしかありませんでした。だったら自分で何とかしてみようと思い立ちました。

―― 物語を知ることで四字熟語を学習するというコンセプトは新鮮です。

 どうしたら四字熟語を覚えやすくなるかを悩んだ末に、中国人の学習方法を思い出したのです。一般的な中国人の場合、大体1000ほどの四字熟語を使っています。日常会話の中でも、四字熟語は頻繁に出てきます。

 ちなみに、中学生向けの辞書には約1万2000種の四字熟語が収録されています。もちろんすべてを使うとは限りませんが、中国人の会話の中で四字熟語が頻繁に出てくることがお分かりになると思います。

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「四字熟語を知ることが中国語を学ぶ近道」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官