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男性はなぜ「あんこもの」に弱いのでしょう

  • 三田村 蕗子

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2009年4月6日(月)

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 今回のお題は「餡」。そう、出張スイーツには欠かせない魅惑の甘味、あんこです。

 周囲の男性にリサーチすると、「あんこものには目がない」「おみやげを選ぶなら、自分も食べるからあんこものにする」という男性は意外なほど多い。しかし、「どうして好きなんですかぁ」と聞くと、どいつもこいつも答えに詰まる。

 そこで、ずうずうしくも男性に成り代わって考えてみた。なぜ、あんこものは男性に好まれるのか。

 女性の場合、あんこについては「ケーキより低カロリーで食物繊維が豊富」な点をかなり高く評価するが、こんな理由で大福やあんパンを好む男性はまずいません、よね。

 仮説その1。男性が餡入りのお菓子につい手を出してしまう理由。一つには「食べで」があるから、と言い切ってしまおう。小さなサイズでも、餡入りの和菓子なら「甘いお菓子を食べたな」という満足感が得られる。女性に人気のマカロンやギモーブ(マシュマロの一種ね)ではそうはいくまい。

 もう一つは、そのシンプルな造りである。クリームやフルーツを何層も重ねて、上にはチョコレートをかけたり、飴を乗せたりとやたらに手の込んだ構造が幅をきかせている洋菓子に比べて、男性が好む餡入り菓子の造りは実にシンプルだ。

 餡+皮、餡+もち米、餡+パン。わかりやすくて単純明快。要するに、「食べで」があってわかりやすい。だから男性ファンが多いのではー。この仮説を検証すべく、2つのお店にフォーカスしてみた。どちらも餡の実力には定評がある店である。

お菓子ごとに餡を作り替える!

京都で150年の歴史を持つ和菓子の老舗、阿闍梨餅本舗 満月の本店。こんなに大きな店なのに、扱っている和菓子の種類は4種類。

 まずは、150年の歴史を持つ京都の老舗、阿闍梨(あじゃり)餅本舗 満月。本題に入る前に、こんな事実を紹介しよう。

 和菓子店なら、和菓子の命ともいえる餡を自家製造しているのは当たり前と思っていやしませんか。小豆を煮て、一から餡を作っている和菓子店は全体の1割程度。「自家製」とうたっている店も実はこっそり、餡をよそから仕入れていたりする。

 外注する理由は何か? ビジネスのカンがいい方はお分かりだろう。製餡のプロセスにはやたらと手間がかかるから(そして、手間を価格に反映しにくいから)だ。

 明治時代後半、和菓子屋の仕事場で、作業の一部を受け持つ形で餡を作り始めた業者が製餡所としてやがて独立。和菓子店の多くは現在、こうした専門の工場に注文を入れ、餡を調達している。パン屋さんともなれば、餡は専門分野外なので、ほぼ仕入れ品だ。

 といっても、店によって求める餡の中身は異なる。製餡所は材料や糖度など客の細かな要望を反映させ、餡を製造・加工し納入しているわけだ。

 この仕組みは和菓子業界の合理的な分業体制ともいえるので、悪いことでも何でもない(ウソはいけませんが)が、中には、「和菓子店ならやはり自分で餡を作らねば」と、仕入れに頼らず、一途に餡作りに精を出す店もある。満月はその自前派だ。

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