フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
このコラムについて
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつかりました。どうぞよろしくお願いします。
なに、“考える”と言ってもそれほど大袈裟なことではありません。クルマはこれからどうなって行くのか。現在売り出されているクルマは何を考え、何を目指して開発されたのか。実際にクルマに乗り、開発者に会ってお話を伺い、販売現場からの声にも耳を傾ける……。ビジネスはビジネスとして事実をしっかりと捉まえた上で、もうちょっとこう明るく楽しくクルマを味わって行こう、というのがこの「走りながら考える」の企画意図です。
著者プロフィール
記事一覧
-
2018年4月23日
世界でイッキにビシッとなんてムリですよ
第432回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その4】
……だから会議では会話がめちゃくちゃになるんです。英語でぐしゃぐしゃになってモメているところに、スペイン語で怒鳴るアルゼンチン人が出て来たり、ネーティブの南アフリカの人間が来たりして。
-
2018年4月16日
商売にならないのでスミマセン、とは言えんです
第431回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その3】
責任もありますが、やはり気持ちがね。マインドがあります。鹿撃ちの方に、代わりのクルマがないって、ほかのクルマじゃダメなんだよと面と向かって言われれば、もう僕らやるしかないじゃないですか。
-
2018年4月9日
ハイラックスは命、ハイラックスは生活
第430回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その2】
我々は、どんな環境でも、どんな粗悪な燃料でも、壊れないでちゃんと走る、みなさんの生活を支えるクルマを作らなければいけません。だから「ハイラックスというクルマはどんなクルマ?」と聞かれたら、僕らは「ライ...
-
2018年4月2日
トヨタの「○○すぎるエンジニア」
第429回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その1】
「45万台の企画が、111万台まで伸びた。これはもうマーケットが大きくなったということ以外に考えられません。新興国の経済が、それだけガッと伸びていった、ということです」
-
2018年3月26日
おかえりなさい、ハイラックス
第428回 トヨタ ハイラックス(試乗編)
日本ではもはや絶滅危惧種の一つに数えられるピックアップトラック。新宿駅の西口ロータリーで、高橋のマンちゃんからハイラックスを受け取った時の第一印象は、ともかく「デカっ!」だった。
-
2018年3月19日
アルファはもうイタリアでしか造らない!
第427回 アルファ ロメオ ジュリア(インポーター編続き)
FCAの中で、アルファ ロメオのブランドは長らく軽んじられてきたと、会社のトップ自らが宣言したわけですね。「守られてこなかった。尊重されていなかった」と。それを根底から変えると。そし3つのものを注ぎ込...
-
2018年3月12日
え! アルファのために7000億円?
第426回 アルファ ロメオ ジュリア(インポーター編)
FCAグループの総帥セルジオが投資家向けのプレゼンテーションで、「アルファ ロメオをもう一度プレミアムブランドとしてしっかり復活させる」と宣言したのです。でも、実際にモノとしてはどういうものを造るんだ...
-
2018年3月5日
フェル氏の愛娘、アルファを辛口レビュー?!
第425回 アルファ ロメオ ジュリア(試乗編)
今回は、久しぶりに娘とドライブに出かけた。取っ替え引っ替えで試乗車が入れ替わる拙宅である。クルマに関してはすっかりスレてしまった大学生の娘ではあるが、QUADRIFOGLIOの横に付くエンブレムに目を...
-
2018年2月26日
雪道でシビれた、三菱自動車の意地
三菱自・雪上試乗会+中古車市場のABC教えます
“例の事件”直後のことである。私としてはケチを付ける気満々で(水に落ちた犬は叩け、というヤツだ)、いっぱしの評論家ふうにアレコレと文句を並べて、「だから三菱自ってダメなんですよねー(笑)」と勝ち誇った...
-
2018年2月19日
“マツダ地獄”は本当に終わるのか?
第423回 藤原大明神新春降臨祭其玖(マツダ記事完全リンク集付き)
次に出るクルマは、SKYACTIV-Xというエンジンとともに、一番のウリは「違和感のない違和感」になります。従って、何が特徴なのかと聞かれると、説明するのが非常に難しい。
-
2018年2月13日
実は現在のマツダは一番難しい局面にある
第422回 藤原大明神新春降臨祭其捌
今回のインタビューは衝撃の資本提携の話もあり、どうしてもトヨタの話が多くなってしまった。なので最後に「マツダのこれから」を、藤原大明神にたっぷりと語っていただこう。マツダはこれからどういう感じでクルマ...
-
2018年2月5日
えっ、2019年に欧州で、アレが大復活?!
第421回 藤原大明神新春降臨祭其漆
もう中国でディーゼルは売れません。中国のディーゼルは燃料が悪い。サルファー(硫黄分)が非常に多いんです。乗用車用としてディーゼルは売らせない。そうするとディーゼルをどこかで売らなくちゃいけない。
-
2018年1月29日
フェルさん、電動化は「EV」とは限らないんだよ
第420回 藤原大明神新春降臨祭其陸
「つい先頃、トヨタは2030年までに発売台数の半分をEVにすると発表しました。その点についてはどのように思われま……」「あの発表は、EVではなく『電動車』ね。『EVだけ』とは一言も言ってない。プラグイ...
-
2018年1月22日
マツダはそれだけは絶対やらん!
第419回 藤原大明神新春降臨祭其伍
我々もあのとき大失敗をして、本来誇りであるべき自分たちのマツダブランドを隠すみたいなことまでやって。でもそれは大間違いで。やっぱり自分たちが作ってきたブランドを、大事に大事に育てることの方が重要だと思...
-
2018年1月18日
トヨタはマツダの何が欲しいのか?
第418回 藤原大明神新春降臨祭其肆
お客さんも多様化し、流行りのクルマもミニバンになったりSUVになったりして、もう「これで決まり!」というのはないじゃないですか。でもウチは何が来ても、何が増えても、同じラインで造っているので稼働率は一...
-
2018年1月17日
トヨタと「結婚」に踏み切った理由は?
第417回 藤原大明神新春降臨祭其参
昨年報道された国内の自動車関連ニュースの中で、最大のインパクトをもたらしたのはトヨタとマツダの資本提携だろう。その“前段階”には何があったのか。藤原大明神から、その裏話をジックリと伺おう。
-
2018年1月16日
豊田章男社長と大明神との出会いと「肩透かし」
第416回 藤原大明神新春降臨祭其弐
「…試験場に来ていただいて、我々もロードスターとかFD(RX-7)とか速いやつをダーッと並べて。さあさあどれに乗ってもいいですよ、という餌をチラつかせながら、最初に虫谷が…」
-
2018年1月15日
謹賀新年!藤原大明神に聞くマツダのEV裏事情
第415回 藤原大明神新春降臨祭其弌
3年ぶりに実現した藤原大明神こと、藤原清志マツダ取締役専務執行役員のインタビュー。会場はマツダ東京本社会議室である。不肖フェルの単独インタビューだが記者会見よろしく、たくさんのICレコーダーが並んでい...
-
2017年12月25日
神の啓示?あ、今日ポルシェを買おう!
第414回 ポルシェ【ユーザー編】
今回はポルシェのユーザーインタビューをお届けする。取材直前にポルシェをぶつけられてしまったオーナーは何を語るのか。
-
2017年12月18日
上から目線でスミマセン
第413回 ポルシェ【インポーター編・その2】
ポルシェのインポーターインタビューの2回目。マーケティング担当が同じフォルクスワーゲングループの高級車ブランド、アウディとの違いなどを解説する。
ビジネストレンド
-
日本電気
イワキ様が選んだ含有化学物質管理対応
-
TIS
メインフレームのオープン化を阻む「課題」を解決するマイグレーションサービス
-
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険
八塩圭子と描く成長企業の未来予想図
-
レノボ・ジャパン
コミュニケーションから考える働き方改革
-
カルティエ ジャパン
カルティエ - Santos de Cartier
-
ビズリーチ
戦国三英傑に学ぶ人材獲得・活用術 第1回
-
トリナ・ソーラー・ジャパン
全国のため池が発電所に生まれ変わる! 水上メガソーラーが持つ可能性とは
-
マネーフォワード
「攻めの経理」を実現する仕組みづくり
-
日本マイクロソフト
未来を勝ち抜くIT投資~2020年に備えよ
-
ビズリーチ
第3回・就活セミナーは「プレゼンテーション」が命!