ふつうの人たちが、ゲームを作れる時代が、ついに到来しました!

4月29日に発売されたニンテンドーDS用ソフト「メイドイン俺」を、ぜひ体験してみてください。わずか数秒で終わるミニゲームを、プレイヤー自身が作れてしまうソフトです。絵を描いて、音楽をつけて、それらを組み合わせることで、すぐにオリジナルゲームが作れます。
驚くべきは、そのシンプルさ。
「ゲームを作る」という複雑な作業が、小学生でも扱えるほどに簡素化されており、わずか数十分の作業でも、そこそこのゲームが完成します。いまの子供たちは、こうして小さな頃から「ゲームを作る楽しさ」を体験できるのですから、なんともすごい時代になったものです。
もっとも、ゲームを作るためのソフトの歴史は古く、ファミコンの時代から存在していました。家庭用ゲーム機初の本格的コンストラクションツール(ゲームを作るためのソフトの総称です)である「絵描衛門(デザエモン)」(販売元:アテナ)の発売は1991年。なんと18年も前に、同タイプのソフトは登場しています。以降も、たくさんのコンストラクションツールが発売されています。
とはいえ、正直、それらのソフトのことを、多くの方はご存じないでしょう。本格的なゲームを作るとなれば数十〜数百時間を要するため、おいそれと手を出せるシロモノではなく、いわばマニアのためのアイテムだったからです。敷居が、とてつもなく高かったのです。
本当にゲーム初心者でも作れてしまう
しかし「メイドイン俺」は違います。作れるゲームを「数秒で終わるミニゲーム」に限定したことにより、敷居が一気に下がっているのです。

そして同時に、これは羊の皮をかぶった狼でもあります。
本気でゲーム作りに取り組めば、アイディア次第で、とんでもなくハイレベルな作品も作れてしまう。もちろんBGMもつけられる(鼻歌を歌うだけで、それを音楽にしてしまう機能があるのです)。さらにいうと、なぜか4コママンガも描いたり、レコードを作ったりする機能も搭載されています。
作ったゲームは、DSのワイヤレス通信、あるいはWi-Fi通信を介して友達に配ることが可能。任天堂が主催するコンテストに応募すれば、優秀な作品は全国に広めることもできます。ふつうのゲームファンが、自分でゲームを作るのみならず、それをどんどん発表できる環境が、一気に整ってしまいました。
これは、ゲームの歴史において、きわめて大きな出来事です。
だって、誰もが「ゲームを作る楽しさ」を味わえるようになったのと同時に、その作品を「みんなに向けて発表する」ことができ、「それが評価される楽しさ」を体験できる環境が、ついに整備されたということですからね。
これは、ゲームビジネスの未来を左右する大事なファクターとなります。
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